「ロックンロールやってたら悩む事なんかないんじゃないですかね」

久しぶりの京都(ひょっとしたらモーモールルギャバン企画に不完全さんで参戦 して以来なんじゃないかってくらい久しぶりである)に、iGOレコ発ツアー初日でお邪魔してきた。台風が四国地方に上陸、とのニュースを聞きながら高速道路使って行ってきたぜ京都!

というわけで自室にて今日一日を振り返ってみる。

そう、京都だ。

遠征とかそれこそ未知のライブハウスにお邪魔するのって個人的にワクワクして大好きなのだけれど、京都って街にグッとくるのは「都」っぽいからなのか。一頃は演奏しに行くという事実に一杯一杯でリハーサル後も一人だけ控え室に引き篭もったりしていたけれど、最近は少し余裕が生まれてきたのでリハーサル後に京都を散策。

吹原君と楽器屋行って、ラーメン食べに行っただけなんだけどね。

続・我が逃走
魁力屋というお店にて、ネギ多め背脂多め、麺固め。
しかし僕がラーメンの写真を撮るときまって美味しくなさそうだ。

今日演奏した京都VOX hall、凄く良い所だった。

出演者控え室側から会場入りすると、ステージのすぐ脇に出る事になる。ここで後ろを振り返って驚いた。ここってステージを見下ろすようなフロアの形状になっていて、何だか芝居小屋とか映画館とかそういう趣。新鮮で良いし、何より演劇部員だった僕は文化小劇場を思い出してグッときてしまった。

続・我が逃走
手ブレが酷い。
雰囲気だけでも掴んで頂ければ幸いです。

今回は名古屋からシャビーボーイズ も一緒に京都に殴り込み。この日が坂君脱退後、初の4人編成でのライブだったのだが彼ら、凄いよ。初回からガツンとやっていた。坂君がいなくてそりゃあ寂しいけれど、それでも音楽的に物足りなさとかそういうのはなかった。個々人がバンドに有機的に作用しているのがはっきり認識出来る、キャラクターのたった演奏。何だかなあ、こうして言葉にすると安っちいけれども、リハーサルから胸にきたんだよなあ。こういう瞬間を見れるから、見てしまうから人は音楽に、バンドに感情移入するんだろうなあって瞬間、何度もあったのだよ。

iGOでの演奏、レコ発ツアー初日という事で気合を入れて臨む。しかし心のどこかでペース配分を考えてしまい、全力の8割は出せたものの「体がバラバラになりそうな達成感」とか「汗だくの中で得るカタルシス」とかそういうのは過去の節目節目と比べれば少なかったように思う。「キッチリ演奏した充実感」とか「音楽に殉じた崇高さ」とか感じる余地はあったものの、何だか「体が~」とか「汗だく~」とかないと「ライブやった感」がないのはもう完全に僕の中でライブが演奏だけのものではないからなのだろう。良いんだか悪いんだか。

でも悪いライブをした気は、全くない。むしろちゃんと演奏してた分、ある側面から見れば普段より良かったんじゃないだろうか。

冷静と情熱の間を突くっていう事、ライブの時は難しいけれども突いていけるようにならないといけないなあ。それが出来ればそうしたい際は容赦なく本能のままに演奏出来るし、コントロールの幅が広がるだろうと思うのだけど。
アンコールも頂いて、やっぱりiGO先輩ってどこでも愛されていると痛感。

終演後は楽しくお酒を頂きました。いかん、最近飲酒行為が楽しいぞ・・・。

今日のエントリー名はシャビーボーイズ 杉本君の名言(うろ覚え)。究極的には、そうだ。ただ彼も僕もバンド活動を続けるが故の悩みはきっとあるし(僕の悩みなんて瑣末なもんだが笑)、しかして続けているからこそ健やかでもある。それを踏まえた上でのこの発言は、何か凄くグッと来た。

さて、一休みして今日は引き続きiGOレコ発ツアー!

今日は岐阜51にて演奏します。

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