明け方、家の前から見える建築中の建物を携帯カメラを用いて撮影してみたらば、箱庭のように見えた。
機動警察パトレイバーファンならピンとくるだろう。劇場版一作目に出てきた「箱庭」である。
ストーリーについて思いを馳せるだけでテンションがあがる、日本アニメ映画、否、日本映画史上にその名を残す屈指の名作。完全に「押井守の映画」になった二作目(これはこれで大好きです。柘植行人)より、まだパトレイバーの映画、ロボットものとして楽しめるから男の子にもオススメです。
「レイバーVSレイバーを」という目標を掲げて製作したスタッフの狙い通り、クライマックスのイングラム対零式の対決構図は最高。なるほど、このストーリー展開ならば篠原重工製対篠原重工製も成立すると初めて観た時はストーリーライティングに感服したものです。
現在、2008年。
劇中で描かれたように汎用型産業機械として巨大ロボットはまだ日の目を見ていないけれど(明らかにイングラムを意識した産業ロボットは確かどこかが謹製で開発したはず)、けれども。
コンピューターウイルス、モニター越しに行われる現実味のない戦争、そしてバイオテロ。
作中で描かれた犯罪、事件だけはどんどん現実のものになっています。
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