「行ってきましたよ、篠木温泉 満天望」


近頃サウナがちょっとご無沙汰(←体感)だったので樫山君(白線の内側/あたらしいまち/孤独部/サウナ友達)と久しぶりにサウナに行ってきた。
娘達が寝静まった後、車のキーを持って息を潜めて家を出る。いや、息を潜める必要はないはずなのだけれども。勿論、妻は了承済。

樫山君がまだ未訪問であるのならば先月リニューアルされたアーバンクアに行くのも良いかと思っていたけれども、樫山君は既に行ったらしい。となると折角だしこれまで行った事のない場所に行ってみようとなった。しかし時刻は土曜の夜、22時30分である。どうにも人が多いところはナァと思いつつ営業時間が24時までだったりすると気忙しい時間になってしまうなとも思いつつ、色々調べてみると春日井市の篠木温泉 満天望が未訪問である。車で30分くらいの距離で土曜は25時まで営業。丁度良い。
ドライブがてら向かう事とした。

いざ到着してみると、どうも既視感がある。
「ここ、来た事あるかもしれませんね」「そうかもしれないね」だなんて言いながら駐車場から歩いて入館。
建物の外見も既視感があるような、ないような。ロビーの様子も既視感があるような、ないような。言ってしまえば「ちょっと都心部から離れた、しかして郊外という程でもない場所にあるスーパー銭湯」はこういう感じだよねというところを真っ向から射抜いたような施設なのであった。
脱衣所に入っても「来たかなあ」「どうですかね」、浴室に入ったら確信も持てるだろうと思っても「どうかな」「どうですかね」、サウナ室に入ったら流石に気付くだろうなと思ったのだが「どうですかね」「どうかなあ」という感じで、既視感の正体が過去に訪問した事があるが故なのかどうにも判然としないのであった。
露天風呂に面した場所にある漢方サウナ、所謂ミストサウナ的な場所なのだけれども、ここに入った時に「あー、来たかもな」と思ったのだがそれでも確信がない。

しかしサウナと水風呂(温度は16度程という事だったけれども体感上ではもっと冷たく感じた)を2往復して露天スペースの椅子に座っていると、十分に満足して「もうどっちでも良いや」となってしまったのだった。
浴室を出た後に「来たね、きっとね」「きっと、そうですね」と樫山君とやりとりをしつつ、じゃあ実際にいつ訪れたのかそれぞれの過去の記録をひっくり返して調べてみたのだけれども、訪れた記録がない。去年くらいに春日井のこの近くの場所に来た記憶があるんだがな、と自分の日記で検索をかけると、この場所の近くの『湯ごころ ゆるり』に訪れた記録は出てきた。
ううむ、湯ごころ ゆるりに訪れた記憶とごっちゃになっているのかもしれないな、そうなると満天望は初訪問という事になる。
それにしても確証がないな、というくらいには既視感を感じ続けたのであった。

この日のサウナイキタイ