『あめつち』終演しました。

昨夜は千種 喫茶モノコトにて『あめつち』という公演に参加した。総合的な一つの作品を画家タキナオさんの招集の下に集まった絵画、音楽、造形に携わる7人のクリエイターによって作り上げて上演したわけなんだけれども、これが滅法面白かった。
途中休憩を挟んで前半後半、幾つかのシークエンスに分かれておりそれらがゆったりと移ろうように変化して進行していくのだが、僕は梶藤君と主に即興パートを担当させて貰って、梶藤君とタキナオさんと即興でライトドローと演奏で空間を立ち上げん、と挑んだ次第。
あ、この際だから参加アーティストをご紹介。

天野入華/美術作家
梶藤奨/パーカッション・シンセサイザー・マニピュレーション
Kazuyuki Ito/ギタリスト
せをはやみ/サウンドアーティスト・ミュージシャン
タキナオ/画家・ライトドロー(即興映像)
舟橋孝裕/ベーシスト・エフェクター演奏家
Yakko/ドラマー

いずれの方もしっかりとご自身の表現を持っておられて活動を重ねておられる方々ばかりで。有難い事に梶藤君とタキナオさん以外ほぼほぼはじめましての方々ばかりの中、大変新鮮な気持ちで音を出し続ける事が出来た。
僕と梶藤君、前半の海をテーマとした即興シークエンスではタキナオさんのライトドローに添えるように音を出すつもりだったんだけれどもついつい楽しくなっちゃって随分と深くて壮大な海のイメージに引っ張ってしまい。こりゃあどうなるかとちょっと気がかりだったんだけれどもせおはやみさんとYakkoさん、Kazuyuki Itoさんのお三方が綺麗に色を上塗りして下さって。
この前半があったので後半の即興シークエンスはタキナオさんのライトドローを煽るようにノイズや重低音まみれの即興演奏となった。タキナオさんのライトドローって僕みたいなのからすると門外漢なんだけれどもそんな僕でもわかるくらいキッチリと即興演奏に応えて下さっていて。タキナオさんは今まで何度かご一緒した事があってその都度思ってきたんだけれども他者と一緒にやる意味というかその場その瞬間をとても大切にされていて、そこに反応して表現をして下さるので一緒にやっていてとても楽しい。
楽し過ぎて僕も梶藤君もついついドロドロしたものを顕在化させてしまった。
のだがここでも前述のお三方、綺麗な世界観に引き戻して下さってもうこのコントラストって逆に良かったんじゃないか、と自分の出番が終わった後は放心状態で目の前のクリエイションを堪能していたのであった。
天野さんの造形が全体のイメージをかたどって、いやはや、ライトドローに造形に音楽に、とガッツリ組み合ってあめつちを作り上げていたなあと振り返る。

2018_09_03_001
終演後に集合写真。
またこの7人で何かやれたら素敵だろうなあ。

コメント