『社会人たちの宴』

続・我が逃走
控え室にて。
写真に映ってるのと比じゃない量のアルコールが出演者の胃袋、
或いは便器の中に消えていった・・・。

2010年の演奏納めはパイプカットマミヰズで。

というわけで新栄CLUB ROCK’N’ROLLにて挙行された『社会人たちの宴』というイベントに出演してきた。

これがもう本当に良い意味で下衆で屑なイベントであったのだ・・・・!

開場5時で開演5時半、一バンド持ち時間25分の8バンド出演というロックンロールでは珍しい公演形式。日頃鬱憤が溜まった社会人バンドマン(出演者の中には僕らをはじめ、普通にライブやってる人ばかりだったけれど。それでも鬱憤はやっぱり溜まる様子!)が憂さを晴らしに集まったのだ、そりゃあ凄まじい公演になるに決まっている。

ねこだくの皆様がどれだけ多くの人をブッ潰すか、もうそれに好奇心半分恐怖半分だったのだけどカワイさんが会うなり顔、赤い。酒気を帯びているのが一発でわかる顔で「おやおや、飲んでないんじゃあないですか?」と来た日には、もう・・・。

ワインで乾杯→「飲みやすいですなあこれ!」→「ヒャッハアッ!ワインうめえ!」→「焼酎?飲む飲むー!」→「あーれっ、体に力入らねえ」「フナハシ君、物凄く弱くなかった?」「グラス一杯のビールで潰れますね」「・・・・」→トイレにてリバース→伊藤誠人「俺もう出来る気がしねえ」→一同「やってやんよオラアアアアアア」

というわけで気迫に満ちた演奏。実感として、2010年最後の最後で一番良い演奏が出来たのではないか、と。

メンバーの交代や様々な試行錯誤を経て、今後の基盤となる形を打ち出せて良かった。昨日の演奏、そしてバンド内側の実感を叩き台に来年はもっと磨きをかけていかねば、と思う。

それにしてもゴミ屑みたいになっている人間が本編&打ち上げで相当見受けられた。

昨日は稀に見る「明らかにお客さんより出演者の方が楽しんでいる率が高い、或いは好き嫌いが以上にパックリ分かれる」公演だったのではないか、と。

僕?そりゃあ楽しいに決まっているさ。

レッサーホースで野村さんが滅茶苦茶エモーショナルな顔しているのを観た時は泣きそうになった。ノムラセントラルステーションとレッサーホースって、同じ曲だけどベクトルが完全に別方向に向かっているのが面白い。見た目のインパクトと、そして勿論演奏のインパクトにエンターテインメント的要素も内包したまま、恐らくは演奏者でさえも未知の方向に転がっていくノムラセントラルステーションは観ている人間を笑顔にするだろう。そして漢・野村師匠(せんせい)のよりパーソナルな部分、そして気概をダイレクトに発散するレッサーホースは、グッときて泣きそうになる時でさえある。

野村師匠(せんせい)の凄いところって今まで何度か書いたかもしれないし、親しい人には何度も話したと思うんだけど、あの人って僕がライブハウスに出るようになる前(僕の場合それは20歳を過ぎてからだったと思うのだけど)からずっと第一線で活動しているんですよ。「名古屋のレス・クレイプール」「まごう事なき、変態」「野村というジャンル」とか色々と異名・称号を背負いつつ今尚全く牙が丸くなっていない。それどころかノムセンとか立ち上げて完全に後輩に道を譲る気がない。演奏も物凄くキレッキレだし、運動能力も瞬発力も凄い。バンドに賭ける情熱も並ならぬ。そりゃあ皆に愛されるはずだよ!

昨日はレッサーホースに完全にもっていかれたもんなあ。ああいう先達がいると、後輩も身が引き締まる思いです。

で、色々用事を済ませて打ち上げ会場たる杏花村へ戻ると、色々大変。

けれどその後はもっと大変。詳しくは僕のtwitterとかで。ブログには書いていい事と悪い事があるんだよ!

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