『私立探偵濱マイク 名前のない森』

16e068c2.JPG夏合宿でやるCoccoのコピーをした。

不完全もあるし今週末は大きな現場が入っているから時間は有意義に使わねばならない。こういう時の方が生活に潤いが出るから不思議だ。

注文していた濱マイクのDVDが届いた。「名前のない森」。未公開シーンとオープニング(くちばしにチェリーではなかった)、エンディングによって映画のような雰囲気が出ていた。いやむしろ元々映画的な作品であったのだ。DVDで観る事によってその印象が浮き彫りになった。

鈴木京香の清謐な演技は見様によっては何だか非常に不気味であり、本作品はそんな鈴木京香の一面が顕著に表れている。我々からするとエキセントリックで非日常的な濱マイクという“探偵”が始終ペースを狂わされ、シリーズに一貫して流れていた雰囲気が浸食される。シリーズ中でもかなり異色なエピソードとなったのではないだろうか。本エピソードに於いては、洒落ていて小気味良い、軽妙なマイクは我々視聴者の代表として山荘に流れるどこか不気味な静けさが漂う空気を体感する事となる。

他のエピソードはろくすっぽ憶えていないものもあるというのに、僕がこの作品を非常に印象深く憶えていたのはそういう事だったのだと悟った。

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