仕事帰り、そういえば今日発売日だったなと帰路途中にあるゲオに駆け込んで買ってきたぜ『SILENT HILL f 』。
『サイレントヒル』シリーズは遥か昔に1作目を遊んだ記憶がうっすらあるのと、あとは映画を観たくらいである。
シリーズ初の舞台が日本、しかも1960年代の日本と聞いて「これは過去作やってなくても楽しめるんじゃなかろうか」と思ったのである。
主人公・雛子。
霧に包まれた地元の町で化物に襲われてしまう。
駄菓子屋で一息ついていたところに化物の群れが押し掛けるも「帰りな。今日は閉店だよ」と啖呵を切って鉄パイプで殴りかかる(!)「いやどんな物騒な女子高生なんだよ!」と言いたくなる程の気丈さを持つ。
岐阜県下呂市某所が舞台になっているそうな。
街中を歩いていると入り組んだ路地と用水路が交差する素敵なロケーションだったのでちょっと現地に行ってみたくなった。
幼馴染と思い出話に花を咲かせるも、手にぶら下げている獲物が物騒過ぎるのと霧に包まれた化物が徘徊する町でというロケーション故に甘酸っぱい青春物語の気配は微塵も漂ってこない。
このゲームの登場人物、ちょっと危機管理能力というか頭のネジが外れてやしないかとツッコミたくなるところがあって、そこが非常に良い。
ちなみに脚本は『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07氏。
道理で物騒なわけだ。
陰鬱で鬱々とした世界観も結構ハマるものがある。
良いじゃあないか、『サイレントヒル』。