みそパニッククーデターに出演してきた。

続・我が逃走-SH3I02100001.jpg

ラーメン、そして伊勢湾台風による漂流物の山から成る滝の水公園散策に興じた昨夜は何故だか脳内で「これこそヴァルプルギスの夜(魔女等が山で宴会を開く夜)だ!」と呟いていた。そんな夜の残滓さえ楽しむ男だ、僕は。

無為の中にこそ意義を見出だし、整合性のある混沌を愛する集団、パイプカツトマミヰズにてみそっかす企画「みそパニッククーデターvol.1」に出演。
「キング・クリムゾンの現代的解釈を見た!」という理由で我々に興味を抱き(これはそのまま僕がこのバンドに参加するきっかけでもあった)、出演オファーをくれたみそっかす はるきち君、本当に有難う。
対バン、というのが共演と同義の意味合いで使われる昨今、その本質に立ち返りみそっかすと「対決」するつもりで、殺したり殺されたりするつもりでステージにあがった。

最近は有り難い事にパイプカツトマミヰズでの演奏、実に充実している。2名のボランティアメンバーを迎えての5人編成は実に攻守のバランスがとれており、今や東京にて楽器をベースに持ち替えて活躍している元ギターリストと、ノイズをその名に冠するベーシスト在籍時以来の対外的な好評価を頂いているんじゃないか、と感じる程だ。
バンドというのは日々変わりゆくものだが、その変化過程で様々な苦労や試行錯誤を繰り返しながらも今の形態で楽しく演奏している吉田君や駒田君を見ていると、僕まで嬉しくなる。
お蔭様でCD(ジャケットなしver.)も完売、これにて「DEAR FRIENDS E.P」は100枚完売した事になる。完成から一年程。時間がかかったとも思わないし、また、早かったとも思わないが一つの結果として真摯に受け止めたいと思う。

それにつけてもみそっかす、だ。
良い、良いと方々から評判は聞いていたけど想像していた以上に良かった。楽曲のクオリティーが恐ろしく高い。何か普遍的に良いメロディーをこんなバンドアンサンブルで鳴らしたら格好良いですよね、という事を飄々とやられている感。正直、嫉妬したもの。
またやろうぜ、決着をつけようぜ。

バンド活動というのは、精神活動であるなあと思い続けている。希薄な信念で格好良い音楽をやっても実が伴わず、その反面、強靭な精神で鳴らされる音楽は須らく強力である、と考えている。

コメント