拙宅は何かと休日はイオンモールに行く。
とかくよく足を運ぶのがイオンモール熱田である。
特段滅茶苦茶大きいというわけではないし、映画館が入っていたり特別贔屓にしている店舗が入っているわけではないのだけれども(未だに思い出すのが妻の実家の近くにあったイオンモールである。惜しまれつつも閉店してしまったが楽器量販店が入っていたので足を運ぶ度に中古ペダルの棚を覗いたものだ。閉店間際にファズを買った)、娘(次女)が好んで食べるベビーフードが置いてあるので買い足しに足を運ぶのと、あと兎に角『丁度良い』。規模感も良ければ拙宅からの距離感も良い。入っている店舗も何もかもが丁度良いので重宝している。妻は「一番好きなイオンはイオンモール熱田」と言っていたし、実際お義母さんと出掛けたりもしているようなので本当に好きなのだろう。
この日もイオンモール熱田に足を運んだ。
イオンモール熱田では1階のイベントスペースで結構な高頻度でアイドルのライブだったり撮影会だったり催しをやっている。そういえばちいかわの撮影会もここだったな。
この日立ち寄ると熱田警察署が体験ブースを出していた。どうやらお仕事体験ウィークというか、そういった催しの一環のようである。何を体験出来るかというと『白バイにまたがったり』『鑑識係の職業体験』が出来てしまうらしい。
鑑識係の職業体験、滅茶苦茶気になったけれども残念な事に予約制との事。しかしながら白バイに跨っての写真撮影は列に並びさえすれば出来てしまえそうである。
こういう時に子ども連れだと大変に助かる。親の(うっわー!!白バイにまたがって写真撮りてええ!)という気持ちを子どもに大便して貰い、うまくいけばまたがる子どもの横に並んでピースくらいはさせて貰えるからだ。
娘(長女)に「撮りたいかい」と訊くと若干迷った後に首肯。
何と制服も上半身着られ、制帽も被る事が出来るという事で世にも可愛い女性警察官が爆誕したのであった。
なかなか様になっている。良いじゃないか。
しかしこうして見ると白バイ、大きいな。
咄嗟の流れで横に立つ事も出来ず(ま、娘のナイスな写真が撮れたからいっか!)と自分に言い聞かせていると熱田警察署の皆さんに妻が「すみません、夫もまたがりたいと言っているのですが、良いですか」と気を利かせて言ってくれたではないか。
ナイス、妻さん!っていうか有難う!
「勿論です、どうぞどうぞ」「えー、いいんですかあ?」だなんて言いながらぎこちなくまたがる僕。
妻がすかさず写真を撮ってくれた。僕の頭の中で気分はT-1000型である。
ああ、どうせなら制服も着たかったが贅沢は言うまい。
それにしても白バイ、間近で見ると益々格好良いのである。