ファイアボールSGと日東科学版グスタフを作り、マシーネンクリーガー略してMa.Kの魅力にすっかりハマッてしまった。
キットの魅力や格好良さは勿論だが、気の向くまま出来る事やれる事を駆使して好きなように作って好きなように塗装して、という自由さの幅があるのが魅力的だと感じる。
きっとこれから先、キットを作る度に少しずつ自分の納得いくような仕上がりに出来るのではないか、と思っている。
さて、Ma.Kにハマッてしまった以上いつかは手を出さねばと思っていたシリーズがあった。
『ガチャーネン』である。
500円のガチャガチャで簡単なキットに加えてデカール、台座と同梱されており「プラモデルを作る楽しみ」を味わう事が出来る『ガチャーネン』シリーズ。発売されてから結構経つので今はもうガチャガチャする事は出来ないが、メル〇リでカプセル抜き新品を購入する事が出来た。
スケールサイズとしてはこれまで作ってきたものが1/20であるのに対しガチャーネンは1/35との事。ううむ、数字だといまいちピンと来ないな。
パーツの点数も少なければ結構サクサクと組み立て出来てしまいそうである。
作業工程を写真jに撮りながら製作を進めると、後で振り返る時に実際どれくらい時間がかかったのかわかって良い。
ガチャーネンのファイアボールSG、組み上げるまでに30分程だったようだ。そんなに短かったかな、というくらいのボリューム感ではあったけれども、確かに足とか足と膝当てと足首から下の3パーツとかで、ランナーから切り離してそのまま差し込んで出来上がり!ってな感じだったもんな。ちなみに接着剤は使用せずとも作れるけれども、強度の事を考えて適時仕様しながら製作した。
組み上がった時点で思っていたよりも随分と小さい。
(こりゃあ筆塗りが大変そうだ)と思ったので今回は組み上げてから塗るこれまでの塗り方ではなく、パーツ毎に塗装して最終的に組み上げる方法で作ろうと決めた。
サーフェイサーをザッと筆塗りしたところ。
下地の塗装として全体的に白く塗る。
モールドだったり色々塗りつぶしてしまわないようにそれなりに気を遣ったけれども、あくまでそれなり。
初めての1/35サイズに戸惑いつつの作業だった。
薄めた塗料を筆でチョビチョビ塗り重ねる事で、下地を活かしながら雰囲気の良い仕上がりを実現する方法論で有名な清水さんの塗装方法を真似してみようとやってみたのだけれどもなかなか思うようにならず。
この記録を書きながら冷静に振り返ると、多分一筆一筆の分が濃かったんじゃないかなあ。もっと薄めて良かったのでは、という思いがある。
写真の段階ではまだグラデーションになっているのだけれども、この後にどんどん迷路に入り込み気がつけば完全に風合いもへったくれもない状態になっており、混乱。
怒り狂って(=ヤケになって)塗料をべた塗りしてやらァ!と塗りたくったところ。
これはこれで格好良いじゃん、と思いつつ(そもそもは『ポケットの中の戦争』のハイゴッグみたいな色にしたかったのでこの色を選んだ)、やってみようと挑戦するも自身の忍耐力の無さと結果を急ぐ気質が今回の大混乱を招いたのだ、と滅茶苦茶落ち込んだ。
こんな事で納得いくように仕上げる事が出来るのだろうか、そもそも模型製作が向いてないのではと思い詰める程に、今回は落ち込んだのであった。
この日はここまで。
不健全な精神状態で手を動かしても良い結果にはならないであろう。