グローサーフントを作る 第14回 ウェザリングマスターを使う→完成

前回まで
グローサーフントを作る 第1回 安売りされているキットを購入→組み始める
グローサーフントを作る 第2回 引き続き、組み上げ作業を行う
グローサーフントを作る 第3回 ようやく組み上がる(肩周りが凄かった)
グローサーフントを作る 第4回 関節を固定していく
グローサーフントを作る 第5回 鋳造表現を施す→足の裏に軸を打つ
グローサーフントを作る 第6回 サフ筆塗り→グリーン系で塗装
グローサーフントを作る 第7回 迷彩塗装→気に入らなかったのでグレーで上塗り
グローサーフントを作る 第8回 キッチンマジックリンで塗装を剥ぐ→再塗装
グローサーフントを作る 第9回 マスキング→部分塗装
グローサーフントを作る 第10回 識別帯を塗る
グローサーフントを作る 第11回 細かい塗装修正→『目』→塗装完了
グローサーフントを作る 第12回 修正しつつ、デカールを貼る
グローサーフントを作る 第13回 気が済むまでウェザリングに興じる

長かった。今回の製作は、滅茶苦茶長かった。
正直ここまで苦労するとは思っていなかった。組み上げは笑ってしまうくらい「うっわ細けえ!」という箇所があったし両腕から伸びたケーブルが首後ろに集約されていくあたりなんて本当に「うわ凄いメカ感!」と思った。けれども面白かった。
塗装はなかなか決まらず二転三転し、結局塗装を剥いだりした。これはこれで良い経験だったし面白かった。
実に、『甲斐』のあるキットだったと言えよう。いやまだ終わっていない。完成間近だけれども、まだ仕上がっていないのだ。


土埃で汚れている様を表現しようと、初めて使った時は思うように扱えなかったウェザリングマスターで土埃をのせてやる作業。
今回はちゃんと効果が感じられた。つや消しクリアでセーブ。


ウェザリングマスターでやり過ぎなんじゃなかろうかという程に楽しんだ後はスポンジに塗料をつけてチッピング。
これもついつい当てすぎて「いやどれだけ錆びてるんだよ」という感じになってしまった。
ウェザリングは舟橋、どうにもやり過ぎてしまうのが良くない。


背面のこの辺りは他の箇所よりも赤錆系のMrウェザリングカラーで汚した。
何度もいうけどウェザリング、模型製作の様々な工程の中でもかなり上位に入るくらい好きだ。
今回、台座はチャチャッと作った。デカいキットなので台座もデカめ。丁度良いサイズ感のものが手持ちにあって良かった。


というわけでグローサーフント、完成。
一体どうなる事かと何度も思ったけれどもどうにかなるものだ。
腰の前面アーマーに貼ったデカールは識別帯の塗装との兼ね合いで変な感じになっている箇所をチッピングで誤魔化している。


背面は特にチッピングをやり過ぎてもう何が何だか、という感じだけれどもまあ、良しとする。
毎回思うけれども、また少し時間を空けて同じキットに挑戦したい。
焦らず、気長にコツコツと製作しようと心掛けたものの、やはり衝動的に手を動かしていく瞬間が積み重なった結果として仕上がりが甘い点が多々ある。


この『大型犬』、横から見るとまた格好良い。
脚部の関節が一つ多いだけでこんなに異形さが引き立つものなのか。
こんな無人機が襲ってきたら泣いてしまうぞ。

グローサーフントの製作、実に難しかったけれども面白かった。
すぐさま同じグローサーフント系をもう1機!とはならないけれども、少ししたらまたこの系統のキットに挑戦したいと思う。