グローサーフントを作る 第3回 ようやく組み上がる(肩周りが凄かった)

前回まで
グローサーフントを作る 第1回 安売りされているキットを購入→組み始める
グローサーフントを作る 第2回 引き続き、組み上げ作業を行う

模型製作の面白い点の1つが、キットが組み上がっていくとそれまでなんて事なかった『脚っぽいもの』だったものが明確に『脚』になってきて、そこを起点として全体像が立ち上がってくるようになる点だ。
ざっくりと残すところは肩と首回りくらいになったグローサーフントだが、このキットはここからが、凄かった。


いつもは何となく製作の記録をとっておくかくらいの気持ちで写真を撮っているのだけれども「いや、これは写真撮らないと!」みたいな気持ちになったのは初めてかもしれない。これ、グローサーフントの肩の部分なのだけれども幾つかの部品を組み合わせて接着するだけでこんなに細かい部品の集合体っぽいメカメカしい肩が出来上がってくる。
凄いキットである。


頭パーツを肩パーツに繋げるとこうなる。
これ、肩パーツはポーズによってがほとんど目立たなくなるだろうにこの細かさなのである。
神は細部に宿るとはよく聞くがこれは本当に細かい。
グローサーフントは肩周りが面白いとも聞いていたのだけれども、成程、こういう事か。


というわけでざっくり組み上がったところ。
まだ各部品を接着する前段階である。
どんなポーズにするかじっくり検討したいところだ。


この、両腕から肩パーツを経由して胴体にケーブル類が繋がっていくところも壮絶だ。
「ロボットを作っている」という途方もない実感が伴う作業であった。


「組み上がった、組み上がった」と喜んでいたら妻が記念写真を撮ってくれた。
苦労の程が僕の表情からも伝わると思う。
今回、キットそのままで切ったり削ったり盛ったりもしなかったのだけれども(そんな余裕もなかった)、十分に格好良く仕上がった。けれどもキットそのままなのに滅茶苦茶苦労した。


AI搭載のグローサーフントが僕を嘲笑う。
「ギギギ…次回カラハ塗装ダゾ…コレガマタ苦労スルンダゾ」と。