グローサーフントを作る 第5回 鋳造表現を施す→足の裏に軸を打つ

前回まで
グローサーフントを作る 第1回 安売りされているキットを購入→組み始める
グローサーフントを作る 第2回 引き続き、組み上げ作業を行う
グローサーフントを作る 第3回 ようやく組み上がる(肩周りが凄かった)
グローサーフントを作る 第4回 関節を固定していく

グローサーフントを組み上げて関節を固定しながら思ったのだが、つくづく僕はどこがどれだけ可動するかとかそういうのは関心がない。何なら動かない方が固定する工程を省けるしそもそも可動しない方が模型として強度も出るのではないかとさえ考える程だ。あれこれポーズをつけて楽しむという事もしないので、気に入ったポーズをつける事さえ出来ればあとは全く動く必要がない。ハセガワ製グローサーフントはそういった意味で結構な箇所が可動するので、何だか申し訳ない気にさえなった。


関節も固定したのでいよいよサフを塗るか、と思ったのだがここでパテを取り出して指で塗りたくっていく。
鋳造表現はまだ自分の中でしっくりくる方法論というか道筋が見えていないので兎に角手を動かして「見つけたい」。
挑戦あるのみ、だ。


何だかんだで最初に想定した以上にやり過ぎてしまうのが僕のいけないところだ。
「うっすらと、ポイントを絞って」行うはずだったのだけれども、何だかんだで全体的にパテを塗りたくってしまった。
やり過ぎだろうか。最終的に良い仕上がりになれば問題ではない。やり過ぎてどうしようもなかったら削れば良いや、くらいの気持ちを持って指を動かしている。


さあ、今度こそいよいよ塗装である。
その前に塗装作業をしやすくするために足の裏に真鍮線を打ち込んでやる。
このまま台座に固定するための軸としても使用するので、割と太めの真鍮線を使った。
この日の作業はここまで。何だかんだで塗装に入るまでに日数がかかっている。
急ぐわけではないのだが、塗装こそが最も『自由』であるからして最も迷路に入り込みやすい工程である。
テンション高く突入したい。