コダマ10の記録 「コダマスタートまで」

10月23日(土) 2:30

コダマ10」、最初の演者が演奏を始めるまで9時間。

我々スタッフ一同は会場設営に取り組みだした。アジアステージは南国キッチン アジア内に設営する。アジア内に入り、奥の部屋にステージを組むとの事。奥とはいっても仕切りの窓やガラス等を全て外すため、位置によって程度の差はあれどアジアに入ればアジアステージのアーティストが楽しめるような間取りになっている。

まずは机と椅子を全て運び出し、ステージが組める状態を作り上げる。スタッフは総勢10名以下だろうか、出演者へのケータリング等を仕込むケータリング班もいるため、行動可能な人材で机や椅子を運ぶ。

軍手を持って来なかったのが、悔やまれた。

裏口から椅子や机を運び出す度に、眼前に広がる海、そして波の音に癒される。

同日 3:00頃

会場付近に住んでおられるTheボンゴメンのメンバー様宅からミキサー宅を借りに行く。

トラックに乗って100メートル程走ると、とんでもない重低音を発する家がある。庭先から中を見ると目の前に物凄く大きなスピーカー。重低音の発信源は、どうやらここだ。家が震動するくらいのパンチある低音。どうやらこれを後々運び出し、コダマステージのメインスピーカーとして使用させて頂くらしい。成る程これなら屋外で鳴らしても出力不足って事は絶対ないだろう。

ミキサー宅も、今までライブハウスや様々な現場で目にしてきたけれども相当大きな機種。

こんな機材を所有してらっしゃるなんて羨ましい。よく見ると部屋の隅にはドラムセットもある。自宅スタジオなのだ。聞けばここでレコーディングもされるそうだ。

凄い!

同日 3:30頃

アジア内は完全にライブスペースとなった。尤も、必要な機材等はまだセッティングされていないけれども。

アジアステージに装飾を施すとの事で用意されていた流木(foltはじめさんと松井さんが拾ってきたそうな)を運び込む。アジア内の3本の柱に電飾をつけ、その周りに流木を針金やビスで固定し装飾する。松井さんの奥様が陣頭指揮をとられた。松井さんと出会って以来、奥様にもお会いする機会を何度か得たけれども、この方も松井さんに劣らずアーティスティック。ちなみに、松井さんの娘さんにもやっとお会いできた。よちよち歩いていて可愛い!また結婚したくなる。ちなみに僕、結婚願望g(ry

皆作業しているうちにどんどん拘ってきており、何だかんだで凝り性の人が多いのだとニンマリした。

同日 5:00頃

この辺りから眠気に襲われ、少しずつフラフラしてくる。

堀さんや他のスタッフからも「もう眠ってもいいよ」と言われるものの、精神的には完全に覚醒状態故そうもいかない。

しかし記憶がおぼろげなので時系列に関してはあやふや。この記録、時間に関しては若干の誤差が存在し得るという事をご了承下さい。

とりあえずこの時間は音響機材を運び込んだり、なんだかんだで色々した気がする。何だかこの辺りはあっという間に時間が流れていった。

同日 8:00

出店されるお店さんが少しずつ来られる。屋台を組んだりで少しずつフェスっぽい雰囲気を帯びてくる。

俺は何してたっけ?

同日 9:30

屋外のコダマステージ、そのメインスピーカーを設置するに当たって地面との間に挟んでスピーカーが倒れないようにするため(大きなスピーカーだから人の上に倒れたら、ただではすまないだろう)、土嚢が必要との事。ボンゴメンのメンバー様二人とスタッフ氏、及び僕でホームセンターに買出し。

移動中の車内にて、一瞬意識を失った。

同日 10:00

内海の砂浜に降り立った我々4人。日光が眩しい。シャベルで土嚢袋にどんどん砂を詰めていく。詰める詰める詰める詰める詰める。こういう単純作業の繰り返しは少しずつ気持ち良くなっていくから不思議だ。

だけどもなんだね、土嚢を運ぶのは結構しんどいもんだね。4人で完逐。

コダマ会場へ戻る道すがら、ボンゴメンのメンバー様からバタークッキーを頂く。疲れた肉体には糖分だ!

同日11:30

「コダマ10」が始まった!

製作過程を目の当たりにした(とは言っても僕は随分と遅めに現場に到着した様子。松井さんは何日も泊り込みだったし堀さんも名古屋と南知多を行ったり来たりを繰り返していたそうだし、他のスタッフも早めに会場入りしていた様子だった)だけに感慨深い。

お客さんや出演者で知った顔も集まりだし、さあいよいよ始まるぞ「コダマ10」!!

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