サンズアンプ、最初に繋ぐか最後に繋ぐか。

ふと思い立ってSNSでアンケートを取ってみた。

2020_11_08_001
プリアンプを最初に繋ぐか最後に繋ぐか、或いはそれ以外の場所か。
僕はプリ『アンプ』っていうくらいだからサンズアンプを買った当初(今から15年程前の事になるだろうか。って15年!?もうそんなに経ったのか…)から何の疑いもなく足元の最後に繋いでいた。というかD.Iとして接続する事もあったしアンプのパワーアンプイン(又はエフェクトリターン)に接続したりもしていたので完全にアンプヘッドの代わりとしてプリアンプを使っていた。故に一番最後。あとはあれだ、途中でラック型のサンズアンプを使ったりもしていたので接続が足元→ラック型サンズアンプ→パワーアンプインとなっていた。そういう時間を重ねると音作りの発想も自然とプリアンプが最後というのが当たり前になってくる。途中一瞬、サンズアンプを先頭にしようかという実験もしたはずなのだが慣れ親しんだサンズアンプによって補正された歪みペダルの音からは離れる事が出来ず、で今や疑う事もなくプリアンプは足元の最後段で常時オンである。

で、興味深い結果が出た。
結構、サンズアンプやプリアンプを足元のシステムの先頭に繋ぐ人、いるみたいである。
先頭に繋ぐか最後に繋ぐか。これ、ただの接続順のようで音的には大きな違いが出てくる。
ディストーションをかけた音をサンズアンプで整えるのか、サンズアンプで整えた音にディストーションをかけるのか。その音の差異は字面よりもずっと、違う。
改めて今日、普段は最後に接続しているサンズアンプを先頭に繋いだ状態で自分のシステムを試してみたけれど、やっぱりしっくりこなかったもんなあ。
サンズアンプを先頭に繋いでその後に歪みとかを繋いでいった方が音のバリエーションは幅広いだろうけれども、僕にはどうにもまとまりがなく聴こえてしまったし、サンズアンプで整えられたものと比べるとディストーションを踏んだ時のパンチ力が全然違うように感じられた。
狙ったレンジで設定されたサンズアンプの補正が足元全体に効いた方が、ベースのシグナルのバリエーションとしてアンサンブル中で破綻しない気がする。

今日の実験は結果的に一周して元の場所に戻ってきたようなものだが、それでも今の自分のやり方に確信が持てたので有意義な実験だったと言えよう。

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