シンサカエスプリング2017 day2に出演してきたよ。

東京の夜を越えて、名古屋に戻ってきた。
あまりにも富士そばが食いたかったので一人で打ち上げ抜け出して富士そばをかっ食らい、一足先に機材車でその後の激務に備えて仮眠をとっている運転チームに混ざってまどろむ。アルコールが入っているからか目を閉じたら一瞬で眠ってしまった。
ほんの一瞬で一時間の時が流れた。打ち上げを最後まで楽しんだであろう組も車に戻って来、一同揃って名古屋モドリ。ほとんど気を失うように眠り続けた。
朝7時半、帰宅。眠り続けたお陰か不思議と予想していたより眠くは、ない。妻は前夜から実家に帰っている。ひとまず浴槽に熱い湯を貯めてボロボロの体を叩き込む。冷水シャワーを交えつつ、リラックス。
風呂上りにゲームをやっているうちに家を出なければならない時間になった。随分とハードな行程ではあるけれども、この日もライブでしかも長丁場の演奏である。いざ新栄DAYTRIVEへ。

シミズミミちゃんという方が新栄DAYTRIVEで働いてみえるという事は結構前から存じていたし何ならシミズさんは何度も僕の所属するバンドにオファーを下さっていたのだけれども、なかなかお会いする機会がなくて。この日は彼女主催の『シンサカエスプリング2017 day2』。総勢21組、朝から晩まで行われる気の狂ったイベントだ。いざ実際にお会いしたシミズさんは感じの良い、そしてちょっと助平なセーターのきこなしをするイケテる女性だった。彼女の仕込んできた玉子かけご飯を食べたけど、ああいう料理を作れる人間は信用出来る。大体炒り玉子も美味しかったんだ、玉子料理が巧い人間に悪い人はいないよ。

話によると関東圏のバンドマンの間でも話題になっているそうな、新栄DAYTRIVEのフリーフード。
「ライブハウスでの飯なのに旨い」だなんてちょっと褒め言葉なのか何なのかわからなくなるワードではあるけれども、実際僕もそういう風に話しているのを何度か耳にした事がある。いや旨いよ。何て事ない料理だし、時には何なら業務用の食材をベースにしているだろうけれどもあの味は善意ともてなしの精神と「ジャンクな味付けって旨いよね」という俺達の気持ちを理解した味付けだ。際限なく出てくるもんだからついついダラダラと食べ続けちゃうのがネック。太るわけだよ。
この日の料理も旨かった。シミズさんの玉子かけご飯は「うお!」っていう旨さだった。これで書くの二回目だね、それだけ旨かったんだね。

パイプカツトマミヰズの演奏、前日車中でしっかり寝たし何て事ないよバッチリだよってなもんだったけど、演奏始めてみるといやはや、何だかんだ二日目っぽい演奏だった。恥ずかしながら演奏中にスッ転んだりした。背中を打って痛かったけど「うっひょう!俺って昨夜の疲れが残ってる!!」と気持ちが盛り上がった。年齢を感じる瞬間ってテンションが上がる。「俺も年をとったな」って言葉をネガティヴに捉えるのは年齢を重ねる面白さを知らない人間だけだと俺は思う。演奏中に前日の疲れを実感する事が問題なのではなく、前日の疲れを意識して演奏にマッチョイズムが失われる事こそが問題なのであって、それを知っているのと知らないのとでは随分と意味合いが違ってくるはずだ。この日も盛大に体を痛めつけてやる事にした。

演奏後は大変申し訳ないけれどもイベント中にも関らずお先に失礼しました。
晩御飯はしゃぶしゃぶで精をつけた。

コメント