プリプロダクションを始めてからというもの、僕はベースの中音域にめっきりハマってしまっている。
今までベース演奏の時間の大半を高域と低域を強調した、いわゆる“ドンシャリ”な音を出力して過ごしてきた僕からすれば中域というのは言わば未知の領域だったのだが、ドラムとギターに音量ではなくレンジで対抗するにはこの中域、横文字で言えばミドルが必要不可欠だったのである。
で、いざ真剣に向き合ってみるとこのミドルという奴、自分で思っている程嫌なものではない。むしろ今までより音のキャラクターを際だたせるというか、わかりやすく提示するために非常に有効な帯域である。
久しぶりにあーでもないこーでもないとやるのは楽しかったりする。
そんなこんなですっかりミドルにまいってしまった僕が最近また注目しているのが画像のエフェクターである。
Ibanez TS9DXというエフェクターでこれがまた非常に具合がよろしい。今までも手放せず、何なら必ず使っているんじゃないかというくらいだったのだが、今一番活躍しているペダルである。
ミドルが強調されたモードにしてやると、埋もれないながらも程よく歪んだ音が得られる。むしろこれ、ベースの方が相性がいいんじゃないかってくらいだ。
二台持ってて良かった。
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