バンドへの嫉妬って今はそのまま栄養になるんじゃないかって思った話。

昨日は仕事を早く切り上げて新栄CLUB ROCK’N’ROLLへ。
レコ発で来名したGRIKOは隙のない演奏。客席最後方、PAブースの前で観ていたのだけど曲をやる毎にフロアの熱量もあがっていくのを目の当たりにした。数日前に憂鬱で憂鬱で仕方がないって感じだった友人も右の方で満面の笑みでピョンピョン飛び跳ねてる。凄く良いライブだった。演奏も、出音も完璧。
終わった後に思わず隣にいたnothingman 今井さんと「いいっすね」「…いいね」「…強いなあ」「格好良いね」。
強いバンドって観ていて悔しくなるし、これはもう完全にバンドマンとして悔しい感想になっちゃうのだけど、痛烈にライブがしたくなった。今日この日、ぶつかりたかったと一個人として純粋に思った。
オーバーテイクは鍵盤のサポートメンバーが増えていて一気に広がっていた。ライブ終盤、最後の曲を始める前に小松君が口にした言葉に胸が熱くなり、思わず拍手喝采。格好良過ぎるだろ、小松君。

この日の大トリは遂にその姿を現したi GO & THE NOW POND DESTINATIONS
i GOのメンバーを含む7人編成の大所帯「新バンド」である。実は結成最初期、i GO非常勤からの流れでそのままスタジオ練習でこの新バンドの曲をあわせたりしていたのだけれども最終的にベーシストは野村先生(ex.レッサーホース)となり、そしてそれは結果的にバンド的にとても良かったと思ったよ!
あんな難しいの、弾けないもの(笑)。それに野村先生の歌心ってのを受けてのベースライン、良かったものなあ。音色もいつもの野村先生の「オラオラ」感はなくて大所帯のバンドの中でのベースっていうのを意識してらっしゃるように感じた。
少しは知ってる曲達、それに茜谷さんからもちょくちょくお話は伺っていた新バンド、しかしほとんど未知のバンドって事でワクワクしながらライブを拝見したのだけれども、いや、何が凄いってi GOが全員いて(恐らくは)茜谷さんが作詞作曲、つまり同じソングライターが曲を書いてるっていうのにi GOとは明確に違うバンドっていうのが凄いなあって思った。何ていうんだろう、新しい事を思いつきでやってっていうのではなくて茜谷さんが新バンドを立ち上げてまでやりたかった事っていうのが凄く実に迫る、というか。あのバンドでしか出来なかった音楽っていうのに7人で向かっていってる感が凄かった。i GO+αってなっておらず、明確に「新バンド」。
実に有機的で、音楽的だった。

良い刺激を貰ってそのまま帰宅、のはずがご飯だけのつもりで立ち寄った杏花村に結構長居してしまったな…。
良いライブを観たので満足な一日でした。

コメント