個人的にはやはりバンドはライブが良くてナンボだろうと思っているし、自身の所属/参加するバンドもライブを観て判断して頂きたいな、とも思う。
けれどもなかなか全部が全部、そういうわけにもいかないわけで。
パイプカツトマミヰズというバンドは最近でこそ意欲的に活動、遠征とかもガシガシやっているけれどもメンバーに社会人がいるし他のバンドにも所属/参加しているメンバー(僕ですね)、ボランティアメンバーがいる関係で「月に一度はどっかかしらに遠征して活動を積み重ねて」っていうのは、なかなか出来ない。や、諸々のタイミングが重なれば不可能ではないのだろうけれども。
「焦ってやってもしょうがない」とメンバー皆が皆思っているであろうパイプカツトマミヰズ、遠方の方や不特定多数の方にライブの雰囲気を察して頂くにはどうすればいいか、と僕は個人的に考えてたのね。
そんな中、twitterで漠然と「誰かライブ動画を撮影してくれないかなぁ」とツイートした所、中川さん(ondo records)から「やろうか」と一事リプライが!中川さんが映像撮影、編集、そして配信のスペシャリストである事は存じていたのでこのリプライには驚いたのなんの。驚きも冷めやらぬ内にダイレクトメッセージを通じて連絡先交換、そして直接お話して「面白い事をやろう!」と、あっという間に話が決まった。
中川さんの存在はずっと存じていたし、それこそ直接ご挨拶する機会を漠然と窺ってはいたのだけれどもまさかいきなりこういった形でセッションする事になるとは思わなかったので嬉しいサプライズだった。
正直ね、中川さんはondo recordsっていう看板を背負ってやられているしその経歴や活動諸々、何かを一緒にやる際にお声がけするにはハードルが高い方なのかもしれないっていう先入観があったのだ。
結論から書いてしまうと今回の一番の成果はその先入観が爽快に盛大にブッ壊れた事かもしれない。
で、当日の様子はこの日の日記でも触れているけれど、普段なかなか目にする機会のないカメラの数々(詳しい機材については中川さんのブログに詳しい)でリハーサルなし、「ここでこうします」なんて僕達決めたくもないしそこは中川さんも察して下さってたし何なら「いつも通りに、カメラがないものだと思って大暴れして貰って構わないしカメラなんてそうそう簡単にブッ壊れないよ!」って発破かけて下さった。
「面白いアングルとれそうだねえ」と伊藤誠人君の鍵盤の上にカメラを張り付けたのにはメンバー全員、(絶対、壊す…)と思いつつも中川さんのそのお心意気に感謝、そしてライブが始まると当然良い意味で目の前の事しか出来ない僕達は本当に”いつも通りに”演奏した。
そして持ち帰られた映像、音源を元に中川さんが編集して下さったのがこのライブ映像。
過去最高の画質、アングル、音質、編集によって映し出されるパイプカツトマミヰズ2012年の現在形。
是非ご覧になって下さい。
そしてもし気に入ったならここ、福岡のネットレーベル now&then recordsでCDも通販してるので買って下さい。
500円だけど名曲が一杯入ってるよ!
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