パイプカツトマミヰズで今池HUCK FINNにて行われた大丸イベントに出演した話。

13日、14日と仕事が休みだったので自宅に引き籠って寝たおしたり週末に控えているちょっとした演奏のための準備に従事したり、お寿司を食べに行ったり映画を(一人で)観に行ったりしていた。
というわけで今日からブログも再開。早速12日のライブの事を書こうと思う。

12日は今池HUCK FINNにて行われたさよなら大丸プロジェクト「今池午前二時」イベントにパイプカツトマミヰズで出演。
この日はHUCK FINNプレゼンツという事で我々もHUCK FINNはみちゃんに声をかけて貰って出演する事が出来た。実はパイプカツトマミヰズはHUCK FINN初出演だったそう。3年前に吉田君が音源をお渡ししてから現在に至るまでなかなかタイミングがあわず、念願叶っての出演となった。改めて、今後とも末永く宜しくお願いします。

午前中から起き出して今池の練習スタジオにて1時間練習。この日のセットリストを通して軽く確認、のつもりが吉田君が寝坊。どう考えても予約している時間中には間に合わないので残りの4人で演奏した。
スタジオ後、吉田君に電話。

「入り時間まであと30分だけど間に合う?」
『もう家出たから大丈夫だよ。すいません』
「ちなみに今どこ?」
『今塩釜g…八事です』
「八事?…って事は塩釜口(吉田家最寄りの駅)だなこの野郎」
『塩釜口ですごめんなさい』
「すぐにバレる嘘をつくんじゃない!この野郎!兎に角入り時間には遅刻しないようにね!あと土下座しながら登場しろよこの野郎!」

本当に、土下座しながら登場したから思わず笑ってしまった。
パイプカツトマミヰズは今池HUCK FINNでの演奏は初めて、と先程も書いたけれどなんだかんだ伊藤、各務のボランティアメンバーは演奏経験あるし僕に至ってはi GO非常勤参加でワンマンをやったり何度も出演している。だからこそ、この日を待ち望んでいた。だってHUCK FINNの音とパイプカツトマミヰズの音は抜群に相性良いに決まっているもの!リハーサルも何の注文もなく、本当に確認程度。流石です今池HUCK FINN。

餃子の王将に皆で行ったり散開して各々過ごして、イベント開始。
共演の皆様も大丸に対する愛情や敬意を率直にステージの上から発信される。
思いは、一つだ。
それに対して我々はヒズム君以外(彼歌ったりするからね)全員でマスクにタオル装着、大橋さんコスプレで演奏に挑んだ。一曲目を終える頃にはマスクもタオルも吹き飛んでしまった各務、伊藤両ボランティアメンバーを見ながら、全身完全装備(足下のビニール袋含む)で挑んだ僕は最後の最後まで何も外れず。(年期が違うんだよ年期が)と思ったとか思わなかったとか。

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いやー、楽しかったなあ!

予想外のダブルアンコール(そもそも初出演で出番がトリ、って完全に僕の狂信的な大丸への愛情を買って頂いた結果ですよね。有難うございます)まで頂いて、最後の方はマスクも汗を吸い過ぎて通気性がなくなって(悪くなって、じゃないぞ)いた。息を吸う度にマスクが口の中に吸い込まれてきて呼吸どころじゃあない。しょうがないので少しの隙を狙ってマスクをつまんで息を吸い、可能な限り息を止めて演奏した。
演奏中は何度も心が折れそうになったものの、その度に大橋さんの事を考えた。
男にはやらねばならない夜があって、あの夜はそんな夜だったのだと思っている。アンコールを頂いて、ステージにあがって大橋さんの物真似で「できませんから!できませんから!」とやった瞬間、あの瞬間でさえ僕は攻めるつもり満々だったんだぜ。

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犬丸ラーメンの活動を通じて少しずつ完成させてきた大橋さんのコスプレも、今回で着納めである。あのシャツに袖を通す事はあるだろうけれど、アームバンドとタオルとマスク、エプロンをセットに着る事は二度とないだろう。靴を履いた足にビニール袋を巻きつける事も、エプロンの上からベストを着る事も、きっともう、ない。指サックをする事もそうそうないんじゃないのかな。
あの恰好をする事でスイッチを入れてきたし、大橋さんになりきるには必要不可欠なアイテム群だった。
今後は思い出のアイテムとして懐かしんでいこうっと。

演奏を終えて、お客さんが少しずつ帰り出したHUCK FINNの楽屋で色が完全に変色したシャツを脱ぎ棄てながら、ふと思った。
大丸ラーメンは、大橋さんは今日もこうやって今池HUCK FINNとパイプカツトマミヰズの関係を取り持ってくれた。勿論、メンバーは僕が加入する以前にHUCK FINN下平さんに音源をお渡したりしていたようだし、HUCK FINNも何度も声をかけて下さってたそう。それを踏まえて、ではあるのだけども、それでもこういう夜を共にするっていうのはバンドとライブハウスの関係と考えても意味がなかったとは思いたくはない。
居酒屋もりちゃん出演犬丸ワンマン、そしてこの夜と「今池午前二時」に関わる事で僕個人のHUCK FINNへの感情移入も物凄く深まった。大好きな場所、大好きな人達が増えていくっていうのはなかなかない事だけれど、滅多にないそれが在るとバンドマンとしても臍の辺りにグッと力が入る気持ちだ。今池HUCK FINNに抱いていた感情に、深化した愛情が加わったと思っている。
明け方5時にクロさん達と乾杯、行列に並ぶのを断念、食い逃した大丸の代わりに大量の肉と白米を松屋でぶち込まれた胃袋にビールを流し込んだのも素敵な思い出だ。

またしても、繋いでくれるのか。またしても、深めてくれるのか。
大丸ラーメン。
つくづく、偉大なラーメン屋である。

追記:これを書くのを忘れてはいけない。
この日のMVPは間違いなく駒田君!

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