プラモデルの撮影スペースを自作してみる その1

wave製A.F.S Mk.Ⅰを製作中であるのだが、製作中の写真をSNSにアップする際に習慣でiPhoneの写真アプリ上でフィルタエフェクトをかけていた。
iPhoneの写真アプリのフィルタエフェクト、非常に簡単に「良い感じ」にしてくれるので、この日記に載せる写真も90%以上、模型製作に関する写真以外はほぼ100%はそのエフェクトを通している。
あ、人様が撮ってくれたライブ写真はそういうのしてないか。エフェクターの写真とか日常の写真とかはほぼほぼ全て『ビビッド(冷たい)』をかけている。一瞬で自分好みの色調になって大変便利だ。
けれども、模型製作に於いては出来るだけ未加工のものを掲載した方が何となく「誠実」な気がしてエフェクトをかけずにいたのだけれども、今回SNSに発信する際に無意識にエフェクトをかけた瞬間、その効果のキレの良さにハッとした。


左側が元写真で右側が同じ写真にiPhone写真アプリで『ビビッド』エフェクトをかけたもの。
単純に、エフェクトを通した方が好みだ。
「模型を作りたいわけで模型の格好良い写真を撮りたいわけではない」と思い製作中や完成後の写真も撮影環境にこだわらず、しいていえば室内照明の明るさだけ気をつけてスマホのカメラでバシャバシャ撮った写真を使用してきたけれども、これ、ちょっとこだわって撮影環境を研究してみるのも一興なんじゃないかと思ったのであった。

早速調べてみると百円均一で購入出来るもので簡単な撮影スペースが自作出来るそうだ。
撮影スペースを買ったり撮影器具を揃えたり照明器具を買い集めるのはどうにもハードルが高い気がするけれども、幸い拙宅には妻がカメラ好きの舟橋父から借りているデジタル一眼があるので撮影スペースさえ拵える事が出来れば少なくとも『その場でスマホカメラでバシャバシャ撮る』よりかは整った環境で撮影出来るはずであった。


というわけで百円均一で幾つか資材を購入。
様々な先輩モデラー諸兄の撮影環境を調べたり、撮影スペースの自作記事を拝見して研究。
まずは作りやすそうなものを選んで兎に角作って撮ってみる事にした。


箱の内側、模型を置いた時に背景になる部分と地面になる部分に黒のフェルトを両面テープで張り付け。
両側には照明の光を反射するように白い画用紙をこれまた両面テープで張り付けた。
工作時間は僅か10分にも満たない。激烈に簡単である。
手前にあるのはスマホを固定するスタンド。照明器具代わりにスマホのライトを使おうとこれまた百円均一で購入。
なんでもあるな、百円均一。照明も売ってそうなもんだったけれども生憎今回足を運んだ店舗にはそれらしいものは見当たらなかった。


というわけで黒いフェルトが真っ黒になるように露出補正だけして撮影。
照明は確か右側から照らしたのだったか。
ちょっとあまりにも地味というか全体的に薄暗い気がしたので照明の位置を変えて再度撮影。


今度は全体的に明る過ぎる気もする。
うーーーん、そもそも写真に関しては素人以下。これまでのバンド活動で写真を必要とする瞬間がなかったわけではないけれどもその都度「自分で手を動かすよりも得意な人にお願いする」機会の方が圧倒的に多かったもんだから、全く知識もへったくれもあったもんじゃあない。カメラのシャッターを押す事さえなかったのだから、技術的に何が足りないかさえわからないぞ。
今のところ、まだスマホのカメラで撮った方が僕の意識していないところでアプリが勝手に色々調整してくれて結果的に『見やすい写真』になっているような気がする。
よくわからない、が初挑戦の感想なのであった。