8月3日(日)の日記。
朝、起床してすぐに社宅清掃。月に1回、日曜の朝一番に行われる定期清掃であるが、我が世帯が住まう社宅は駐車場が舗装されておらず、そこかしこに雑草やら草花が生えている。それをむしったり刈ったり、あとはゴミを拾ったりするわけである。
時間にして30分。先月は実家の父、兄と寺に行ったので参加出来なかったのでその代わりというわけでもないけれど、8月の社宅清掃は注力しようと決めていたのだった。
汗をふきふき、美品のカマを振るう。雑草に恨みはないけれども、社宅の美化のためである。草を刈っているとその中からバッタとか虫が飛び出してくる。自然は力強い。ベランダの下に生い茂っていたツタを一掃出来たので満足。
さて、社宅清掃を終えてそのままシャワーを浴び、朝食をとって一息ついていると自然と「今日はどのように過ごすか」と話題になる。前日は体調を崩し気味だった娘(次女)も幸いにして熱が下がったので、あまり激しい外出は考え物であったけれどもそれなりに出歩くのは悪くないと思われた。娘(長女)も昨日は我慢していたわけだし、どこか連れ出したいなという気持ちもあった、
妻が「特に希望がなければ豊田市美術館に行きたい」と挙手。
そうだ、モネの展示をやっているのだった。妻はモネの愛好家である。複製画を所有して飾る等しているわけではないけれども、モネの作品の展示やイベントがあると足を運んで鑑賞したりグッズを買ったりスマホの壁紙にしたり日常に刺激として取り入れているモネのファンである。
駐車場が混み合っており、豊田市美術館に到着してから駐車場周りをグルグル走り回ったけれども、無事に入館。
そういえば豊田市美術館に足を運ぶのは初めてではなかったか。
建物自体がお洒落でびっくりした。ロケーション含め、美術館自体がアートの様である。
美術館の展示でも撮影可能なコーナーがあったのでまたしても驚いた。
(きっと本物を観た時と感じるものの量が著しく違うんだろうなあ)と思いつつもスマホのカメラを向けてしまう自分の貧乏性よ。
娘(長女)もこういう展示は嫌いではないらしく、毎回楽しそうに観てまわっている。
娘(次女)が空腹を訴えたので妻と娘(長女)をおいて先に出る。折角の機会なので妻にはゆっくり楽しんで欲しい。
豊田市美術館、授乳室も作品のようでびっくりした。驚いてばかりだけれども、まさか『授乳室のためのドローイング』とかそんな展示もあるだなんて思いもしなかった。滅茶苦茶良いね。
設備としても至れり尽くせり。落ち着いて、そして少しだけワクワクしながら授乳を終えた。
妻が撮った娘(長女)。豊田市美術館前にて。
左の奥の方に写っているのが豊田市美術館である。まったくもって、このロケーション自体が作品の如く、だ。
適度な非日常感は生活のよもやまを忘れて芸術鑑賞に没頭するにはとても良い導入になっていると感じた。
非日常から車に戻り、近くのイオンモールに足を運んでベビーフード等買い込んでブラブラした。
非日常から、激烈に日常へ。これもまた趣がある。