人生初めての人間ドック。

年度が変わって幾日か経った。

4月1日付で異動となり、仕事場も毎日も目まぐるしく変化した。有難い事に毎日「こいつぁ面白え」という気持ちで生活出来ている。娘も新しい保育園(彼女は新しい保育園の事を『あたらしいせんせい』と呼んでいる)に通い出して数日が経つけれど、幸いな事に変化に対応して友達も作って楽しく過ごしているようだ。妻は妻で年度が変わって新しい日々が始まり、若干疲れてはいるようだが気が滅入る事もなくやれているようで舟橋家3人ともに、変化に気を遣いつつもドン詰まったりせず生活出来ていて有難い限りだ。

さて、前回日記に書いて以降も実は新しいファズを幾つか手に入れて試したりしていたのでそれについて書こうと思っていたのだが、記憶が新しいうちに本日行った人間ドックについて記録しておこうと思う。人間ドックの予約を会社に申請したのは昨年度の事であったが、遂に本日、37歳にして人生で初めての人間ドックに行ってきた。

日を変えての二度の検便、そして前日21時からの絶食(水は飲んで良い)、当日朝の検尿を経て、朝の8時半に指定された病院の受付へと向かう。こんな時勢だもんだから分散して検査するよう配慮してくれているのだろう、僕の他には若干数名の参加者(参加者って言い方で良いのだろうか。患者さん、は違うしなあ)がいただけで実に閑散としたものだった。
簡単な問診を受け、その際にMRIを追加オーダー。会社から補助が出るという事と枠が空いている事、何より一昨年くらいから月に数度、頭痛に悩む事があったのでこれを機に検査しておこうと思った次第だ。かかりつけ医は気圧の変化を受けての頭痛は珍しくない、と漢方も処方してくれたのだけど、やっぱり検査を受けるとそれはそれで安心するし。あ、あと胃にピロリ菌(胃癌の原因になる奴。こいつがいた場合は薬を一週間飲めば退治する事が出来るそうだ)の検査も追加発注。検査を受ける中では僕の年齢は若い方らしいのだが、それでも念には念を入れてこの機会に検査しておく事は悪い事のはずがない。

身長は数センチ伸びており、体重は思っていたよりも軽かった。聴力、眼圧、視力、肺、内臓、血液検査の結果、尿検査の結果ともに異常なし(コレステロールの値が高かったので運動してね、とは言われた)、胸の写真とバリウムと脳のMRIの結果はまた後日、との事。
バリウムが個人的には楽しみだったのだけどいやはや、あれってあんなに立体的にグリグリ動くんだね。
「はい、そのまま半身ひねって、あ、いいですねいい写真撮れてますよいいですね!はい!次は体をゆっくりまわして」と担当の先生のアテンドが妙に楽しいのであった。ゲップを我慢するのって本当に大変。
お腹のエコーとMRIの間、多分あれ、僕寝てたな。時間の感覚がちょっとおかしかったもの。なんだかんだで諸々終わって時計を見ると3時間経過しているのであった。お食事券を貰ったので病院の食堂で日替わりランチの焼肉定食を食らう。期待した通り、寸分違わぬ焼肉定食が出てきて嬉しい気持ちになった。味も期待通りの味。意識的に絶食した、というだけで僅か15時間ぶりの食事が随分と胃袋に沁みるのであった。

2021_04_10_001

コメント