先日に続き、娘の乳歯2本目が無事に抜けた。

先日、グラグラしていた娘の乳歯の1本目が抜けた事を日記に書いたけれども、遂に2本目も抜けた。
というか娘が気にしている様子だったので僕が手を貸して抜いたのだった。
歯を引っ張ると痛そうな声を出すのだが、手を止めると笑いだす娘。なんだ、じゃあまだやろうかと挑戦する事幾度目か、遂に手応えがあって娘の乳歯2号は抜けたのだった。


1号と違って吹き飛ぶ事もなく、娘の手の中に無事に収まった。
さて、乳歯が抜けたらベランダから下の歯の場合なら上に投げ、上の歯の場合は下に投げるのが慣例である。
或いは海外では枕の下に入れておくとトゥース・フェアリー(歯の妖精)が歯を持っていく代わりにコインを忍ばせておいてくれるらしい。
娘は後者を選んだ。コインか、ふむ。娘に「歯の妖精さん、コイン置いていってくれると良いね。ちなみにいくらだと嬉しい?」と訊くと元気良く「50円!」。無欲な娘よ。

娘が寝静まった後に歯の妖精に成り代わって財布をゴソゴソしたところ、50円硬貨がない。ええい、ままよ。少ないよりかは良いだろうと100円硬貨をティッシュに包んだ。こんな夜に限って娘の寝相は大変良い。普段は頭と足が180度入れ替わる事もあるというのに今日は枕にきちんと頭をおさめて眠っているではないか。幸いにして娘の眠りが深い事も知っているので、枕を持ち上げて就寝前に娘が大切そうにティッシュに包んだ歯を取り出す。そのまま100円硬貨の包みと入れ替えた。

翌朝の娘の喜び方こそ、大変見ものであった。
大喜びで100円硬貨を貯金箱に入れていた。娘の乳歯は僕の娘コレクションとして自部屋に保管してある。
これぞ等価交換。物の価値は人それぞれだが、娘が喜んだのと同じくらい僕も嬉しかった。