友情に乾杯

5e32b5a9.JPG雨が降っていると外出する気にはならない。そんな中、偶然にも一日の間に現在東京在中の友人二人(彼ら同士は面識がない)と連絡をとった。

一人は大学時代、同じ学部で仲良くしていた男で彼の聡明な知性と人間性、そして小学3年生でビートルズの名盤を聴き比べていたという音楽的知識は僕の学生生活に刺激と友情と、そして70年代の素敵な音楽を与えてくれた。
坊主頭で彫りの深い顔をした彼は一見、途方もなくヤクザ面の強面だったがこと心理学を学ぶ事について非常に真摯で、どの分野についての知識を欲していてそしてそれを吸収する事に誠実な男であった。

得難い友人を得たと思う。サークル活動とバンド活動にばかり打ち込んでいた僕が今なお交流を続ける心理学部唯一の男性と言っても過言ではない。

彼と近況報告をするのが卒業以来楽しみになっているのだが、今回もご多分に漏れずお互いの状況報告。卒業後生活の中心を東京に移した彼は最近は名古屋に戻ってきたと思われていたが、現在再び東京での生活に戻っているそうだ。彼のような人間はどんな場所、どんな状況になろうとも魅力ある人間性とカリスマ性からその才覚を発揮するに違いない。遠い名古屋から応援している。
15日に新宿で演奏する際に会えると良いのだが。

もう一人は僕がかつてない程感情移入し、愛した日記を書いていた女性だ。持論として、人の日記程飽きずに楽しく読める「文学作品」はないと思っている。およそ24年間、様々な日記を読んできた日記読みとして彼女の綴っていた日記程感動させられた日記はない。
言葉遣い、改行のタイミング、文章のリズム感、そして綴られる内容、どれをとっても彼女の性格が色濃く反映されており僕は直接面識のない彼女の日記を貪るように読んだものだった。

いつしか直接会話を交わすような関係になり、度々話をしたのだけどそれでも彼女は依然興味深い人間であった。お互いの感性や思想を話し、会話するだけで実に楽しかったと記憶している。
その後彼女は長く打ち込んできた音楽活動が実を結び上京したのだけれど、それでもたまに連絡を取り合っていた。

話の流れで前述の彼氏同様15日に会える可能性が浮上している。表現するジャンルは全く違えど同じ音楽をやる人間として、何か心に残せると良い。

15日は呼んでくれたALTRA&CRYOGENICの相良君といい、自主企画に駆けつけてくれたお客さんといい再会が楽しみな人間が沢山いる。
俄然その日は勿論、それまでのライブのモチベーションもあがろうというものだ。

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