和歌山への旅行~アドベンチャーワールドへパンダを訪ねて~

義母が還暦を迎えるという事で、お祝いに大人数で和歌山県へ旅行に行ってきた。
義父の還暦祝いで福井へ旅行へ行ったのがもう去年なのか。
1年は笑ってしまうくらいあっという間だなあ。

和歌山県のアドベンチャーワールドへ行こう!というところから今回の旅の企画は始まっているのだが、なんとホテル等を予約した後にアドベンチャーワールドのジャイアント・パンダ達が中国に返還される旨が決定。
しかも旅行当日の6月27日にパンダ達のさよならセレモニーが開催されるとの事で、偶然に偶然が重なって凄い日にアドベンチャーワールドに行く事になったのだった。
万が一にも道が混み合うといけないので27日明け方、拙宅を出発。
4時に出発するという義母達とは途中のサービスエリアで落ち合う予定だったので、我々は早め早めに家を出て休憩を挟みながら向かう事にした。3時半出発。

途中で休憩を挟みながら8時前にアドベンチャーワールドに到着。
車の中から入場ゲート前の様子をうかがうと、もう既に結構人が並んでいる。流石パンダ効果!
報道関係のカメラも結構な台数入っているのであった。

    
行列の偵察がてら、娘(長女)とトイレに行くとなんとパンダ型のポストを発見!
写真を撮るしかない、と娘(長女)と記念撮影。
この日もかなり暑い日で、並んでいる人達も皆、暑さ対策をしっかりしている。
拙宅も妻が暑さ対策を入念にしてくれた。妻に感謝。
そんなパンダにお別れを告げに集ったお客さんを慮ってか、なんと開園が9時に前倒しになるという。
これは有難い。ベビーカーを車から下ろし、準備等していると放送が流れてアドベンチャーワールド開園。
先程まで沢山並んでいたお客さん達が7つあるという入場ゲートからドンドン入場するもんだから正面ゲート前は割と空き空きに。


記念撮影をするならこのタイミングだな、と思った。
パンダが見られるのは園内で2ヶ所。1ヶ所目はガラスの反射がきつくて見辛いよ、との話。
2ヶ所目は園内の割と奥目の場所にある。皆、そこを目指して突き進んでいるのか僕達が入場した時間帯は正面ゲート付近にはほとんど人気がないのであった。

反射がきついとはいえ、パンダが見られる可能性があるならと1ヶ所目のパンダの屋内生育施設を観てみる。
確かにガラスが反射して自分達の姿越しにパンダを観るような形になってしまうけれども、なんだかんだでそれなりに見る事が出来た。
と、娘が報道のカメラからインタビューを受けたとの事。
娘は「TVに出るとズル休み(ちなみに先生にはちゃんと連絡してあるのでズル休みではない。家族と過ごして普段出来ない体験をするのも教育の一環、というのが昨今の考え方でもあるようだ)がバレちゃうね」という冗談を間に受けて若干緊張気味だったらしく、まさかテンション低めの娘が全国の地上波に流れる事もなかろうとたかを括っていたのだが。

       
まさかまさかの事は起こるものである。
ご近所のママさんから「職場の休憩室でたまたまTVを観てたら娘(長女)さんが!」と妻にLINEが入った。有難い事に写真付きで。娘(長女)、まさかの全国ネットデビュー!

ジャイアント・パンダと会うために列に並ぶ。約90分並べば会えるとの事。長いように思えるかもしれないけれども実際には日焼けも出ていたしミストも噴射されていたし、家族との外出で90分の列に並ぶというのは然程大変な事ではない。
あっという間にパンダ舎(という表現であっているのか)が近付いてきた。
係員さんのアテンドによってちゃんと皆がパンダを近くで見られるように配慮がされており、まずそこに感動。
人数で区切ってパンダが過ごすスペースの前に案内され、適時前列と後列が交代するように声掛けがされている。義祖母は腰が良くないので車椅子で入園していたのだが、ちゃんと最初に場所を確保するように配慮もして頂けた。
そんな状況だからだろうか、割と和やかな空間だったぜ、ジャイアント・パンダ舎前。


ジャイアント・パンダ、特段これまで執着があるわけではないけれども、それでもやっぱり中国に帰るとなると感慨深い。
こちらに歩み寄ってくれたりと結構サービス精神旺盛なのであった。
娘(次女、9ヶ月)は間違いなく記憶に残らないだろうけれど、娘(長女)は年齢を重ねた時にこの日の事をどれだけ憶えているだろうか。なかなか会えなくなるであろうパンダに会ったのだ。良い思い出として残ると良いなあと思う。


その後、イルカショーを観たりお昼ご飯を食べたり園内の気になるスポットに立ち寄ったりした。
こういうちょっとシュールなフォトスポット(?)もあったりでところどころに適度にビンテージ感を感じられる部分も良かった。
全体的に近代的だし綺麗になっているけれども、こういうのは是非残して欲しい。


日付入りのフォトスポットがあったので折角のこの日の記念に撮影。
娘(長女)は確か他の親族と先にスタスタ歩いて行ってしまっていたんだと思う。
アドベンチャーワールド、広過ぎて多分半分もまわれてないんだな、これが。
また改めて行きたいなと思う。想像していた3倍くらい広いし充実してる。
パンダ抜きでも絶対に楽しい。


アドベンチャーワールドの所謂サファリゾーンを走ってくれるケニア号にて。
草食動物のエリアは徒歩やレンタル出来るカートで自ら訪ねる事が出来るようだけれども『ジュラシック・パーク』に出てくるようなゲートをくぐるとそこは肉食動物のエリア。ライオンとかトラとかヒョウがその辺で普通に寝そべっている。完全密室のケニア号だから落ち着いて見ていられるけど、結構ドキドキした。


お土産コーナーで写真撮影。
無料なのでお試しで1枚、と思ったけどそりゃお金出して買っちゃうよね。
しっかりした台紙付の写真とデータのセット販売なのでこうやって日記にも貼り付け出来ちゃう。
思い出はプライスレス。


こんな感じの気の利いたフォトスポットもあった。
ガラスの向こう側なので反射で写り込みしてしまっているけれども、娘(長女)が可愛く撮れているので良し!


娘(長女)の写真を撮っていると妻が声をかけてくれ、写真を撮ってくれた。優しい。
折角の機会なので娘(長女)と一緒に。
娘(長女)は声をかけると割とこういうの付き合ってくれる。優しい。

15時頃、流石に疲れてきたのでアドベンチャーワールドを後にしてホテルにチェックイン。
各々荷解きをしたりゆったりしたり(僕は風呂に入った)、カラオケを楽しんだらして夕食。

ブュッフェ形式のディナーだったのでChatGPT御大にこっそり相談しつつ(妻や義母にはバレていた)刺身や魚、野菜や煮物中心で楽しむ。流石にサーロインステーキの誘惑に敵わずちょっと食べてしまったけれど、まあ誤差の範囲でしょう!
娘(次女)の寝かしつけに成功した頃、浴場に行っていた妻と娘(長女)が部屋に戻ってきた。夜中に娘達が寝静まったら義母と義姉とカラオケに行くという。良いじゃない、旅行感!というわけで僕は再び風呂へ。

大浴場のサウナは体感温度が温度計より圧倒的に低くて「…」という感じだったけれども、水風呂は良い感じだったので温冷交互浴を楽しんだ。
風呂上がりの休憩スペースではお酒やドリンクが飲み放題。
ハイボールを数杯、コップで飲んで適度に酔っ払ったところで就寝。
こうして旅行1日目は終了したのであった。