南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発令された。
いつ大型地震が起きてもおかしくないのでくれぐれも注意されたし、という事だ。
拙宅は僕も妻も「いつかは起こるであろう地震」に対して割と目を逸らしていたというか、備えこそするものの防災リュックも中身を万全に整えて自宅の冷蔵庫の上に埃を被る程に放置、という状態であった。デンと構えている、といえば聞こえは良いがその実は「嫌だなあ起きないと良いなあ、備えだけしておいて後は考えないようにしよう」という状態なのであった。
今回の「巨大地震注意」を受け、防災リュックを玄関先に下ろし、埃を払い、非常食を買い足し、「このような事態にはこうしよう」と妻と意識合わせを行い、お互いの携帯電話番号をそらんじて言える事を確認した。
当たり前だが、テレビをつけると地震の事ばかり流れている。気が滅入ってくるけれどもしょうがない。何かあってから、では遅いのだ。
しかしそれでも、日常も同時に送らなければならない。
仕事には当たり前に出勤し、営業推進に一喜一憂し、仕事終わりには濃いめのラーメンが食べたくなり妻と娘と町田商店に行ったりした。夜は夜で先日から継続して取り組んでいるベースの演奏データ納品について一応の決着をつけ、明日以降は演奏と同時に月末に迫った文章作品の締め切りに向かって取り組む予定である。
どうもこの『日常』の温度感と「巨大地震注意」が乖離していてその差に疲れてしまう。乖離しているから、安心なのだが。この2点が重なろうものなら大変だ。
来月には次女も生まれてくる。今年は本当に精神的に忙しい。生きているという実感があるなあ。
町田商店を食べるために立ち寄ったmozoのトイレ前で、身長を測った。
僕の実際の身長は163.9センチなのだが、これだと170センチ以上ある事になる。
この目盛りがおかしいのか、それとも僕の身長が齢40歳にして一気に伸びたのか。