変な飲み物。

3f19f2ba.JPG毎月十ウン万と稼いでいるのに毎月末金欠になるのはやっぱり機材費に注ぎ込み過ぎでしょうか。

しかしこれでも随分と買い物の仕方は賢くなった。学生時代、今より稼いだお金が自由になっていた時代は阿呆みたいな勢いで買い物をしていた。今更注釈をつける必要もないかもしれないが、特にエフェクター。

基本的に、自分の楽器とサンズアンプがなければ試奏しても意味がない場合がほとんどで(それでも使ってみて何か違うなってのがあるから面白い)、かつ店員さんの顔色を窺ったりするのが嫌なのでエフェクターの試奏はバイト先でないとしない。

しかしやっぱりバイト先の在庫も限られたものしかないのでどうしても試せないものは勢いで買ってしまっていたのだ学生時代!今もあまり変わっていないけど。

あとは単純に中毒というか、コレクターだった。明らかにベースで使うのには無理があるようなペダルでも安かったり縁を感じたりしたらためらわずに買っていた。

というのも悲しい思い出があるからなのだ。ふらりと立ち寄った中古エフェクターコーナーで、electro-harmonixのノイズ・サイレンサーというペダルが3000円という破格で売りに出されていた。このペダルの歴史的価値を考えると迷う事なく買い、である。しかし一瞬の迷いが「とりあえず考えよう」という決断を僕に下させていた。次訪れた時にはそのペダルは売り場から姿を消しており、僕は「今後はタイミングを逃すまい」と決心したのだった。

結局、その決心が学生時代の僕をつき動かした。ひどい時には2週間に3個というペースで僕はエフェクターを買い続けた。競いあうようにエフェクターを買っていたサークルの友人は僕のエフェクターが25個を越える頃には競う事を諦め、それでも僕の好奇心は湧き続けた。

しかし当時踏んだ様々なエフェクター、試した機材が今になって間接的に役に立っている事を考えると、あの頃の散財は決して無駄ではなかったなあ。

ふとそんな風に思い出した。余談になってしまったけれど折角だから画像を載せておく。深夜に訪れたドンキホーテのキャン・ドゥで見つけた変なジュース。味は栄養ドリンクそのまま。

世の中には変なジュースを好んで飲み続ける人間も存在するが、僕は決してそういった類の人間ではない。この買い物もひとえに深夜のテンションの成せるわざ。

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