起床するなり習慣でSNSを観るくらいには現代ッ子(中年がこういうと気持ち悪いものだね)だ。
トレンドのワードに『キョダイマックス』。そういえば今日からポケモンGOでキョダイマックスバトルという新しいレイドバトル(知らないプレイヤー同士で強敵に挑むバトル)が始まるのだった。情報を追ってみると、どうやら先行開始した外国で悲鳴が上がっているらしい。今回2日間限定でバトルが解禁されるキョダイマックスポケモン(小学生の時にポケモンが発売された僕でも馴染み深いフシギバナ、カメックス、リザードンの3匹だ)は20人以上のプレイヤーで挑むのが推奨されていたのだが、どうやらその前評判に反して30人でも勝てない、強過ぎると話題になっているようだった。
そもそも赤の他人20人で集まる、という事自体が難しい。時間と場所が限定されているなら兎も角、その辺でボコボコ人が集まれるような都心部じゃないんだぜ。
案の定、キョダイマックスバトル解禁の10時を待ってポケモンGOのアプリを立ち上げてみるものの、その辺でバトルに勤しんでいる人はいない気配。ううむ。
結局、物凄く課金しているプレイヤーじゃないと楽しめないのでは、と初日が終わった今もネガティヴな意味で話題になってしまっている。どうするどうなるポケモンGO。どうするどうなるキョダイマックス。
妻の双子の姉、つまり僕からすれば義姉が出産を控えて実家へ里帰りしているのだが、美容院に行くために地下鉄に乗って栄へ来るという。妻の実家は最寄りの地下鉄の駅からそれなりに距離があるし、美容院も栄の駅からそれなりに歩く距離らしい。というわけで身重の義姉に負担をかけまい、と車で妻の実家へ。義姉を美容院まで送ってミッションコンプリート。
帰宅して今度は舟橋実家へ。娘(次女)を初めて実家へ連れて行った。出生1か月を経たので徐々に外出解禁、である。
夜は娘(長女)と吹上 鑪ら場へ白線の内側を観に行く。
この日の白線の内側は樫山君と金森君の2人編成。ライブのお誘いがあった時点で僕はライブ活動を育休する事が決まっていたので、では3人でどうするかとなっていたのだがその後、いちろーメンバーも当日動けない事が判明。では樫山君と金森君の2人でどうにかしようぜと2人が奮起したのがこの日の編成である。
写真は白線の内側(かしやま、金森デュオ編成)に1曲ゲスト参加してくれた牧由香里(あたらしいまち)さん。
2人編成の白線の内側、練習の様子が度々バンドのLINEグループに共有されていたので、結構しっかり練り直しているんだなとは思っていたけれどもこれが思っていた以上に再構築されていて驚いた。再構築して練習する期間もそんなに長かったわけではなかろうに、ルーパーやサンプラーを駆使して実に雄弁に音楽を立ち上げたのであった。
ゲスト参加した牧さんは何とこの日ぶっつけ本番だったらしい。滅茶苦茶良かった。牧さんは樫山君の書いたことばに相性良いんだよなあ。音楽と曲の主体性との距離感が絶妙だった。
樫山君自身は演奏の精度に納得いかなかった様子だったけれども、僕は良いライブを観たと感じた。
何より、改めて僕は樫山君の作品が好きなんだなと思った。きっと元からあの2人だったとしても僕は「ベースを弾かせなさいな」と割り込んでいっていたと思う。そう思える人達とバンドをやれているのは幸せな事だなあ、と初めて白線の内側を外側から観て思ったのだった。
娘に「ライブ観に行くけど一緒に行く?」と訊くと「行く!」との答えだったので一緒に白線の内側を観に行った。
娘も白線の内側の曲を憶えているようで嬉しいやらこそばゆいやら。6歳でライブハウスでリラックスしてライブを観たり絵本を読んだり、鑪ら場のスタッフの人達や顔見知りの出演者に遊んで貰う娘を見て(関係各位の皆様、ありがてえ…)と痛感。
ライブハウスに限った話でなく、表現の場で娘が色々な楽しい思いをし、そういう場所や時間が生活の中に当たり前にあるという事が何より娘の可能性を広げてくれていると感じています。
関係各位、有難うございます。