推しのセラピストさんによる最後の施術。(音ってもうこれは完全な好み)と思った話。


娘(次女)の顔が日々変わっていく。そうだ、生まれたての赤ん坊って毎日少しずつ変化していくんだったな。
視力はまだ0.01とか輪郭しか見えてないくらいの状態らしいのだが、それでもミルクを飲む時の一生懸命な様子とかうんちをする時に真っ赤になる様等、本当に可愛い。
娘(長女)も認める程にそっくりな姉妹だ、今のところ。娘(長女)が今の娘(次女)くらいの時の写真と実物を比べると、誤差くらいの違いしかないもんな本当に。

そういえば以前、施術を受けてからすっかりファンになってしまい、タイミングが合えば指名してきたセラピストさんとまさかの突然のお別れ。深夜とかどうしても急にマッサージを欲する時は、同じ系列の他の店舗のセラピストさん(ますらおぶりな施術で嫌いではない)に揉み解して頂いていたのだが、先日推しのセラピストさんに施術して貰っている時の事。

「いやー、どうしてもタイミング合わない時は他の店舗に行ったりしちゃってたんですけど、やっぱり誰よりもNさん(名前で呼んでしまっている、僕)の施術が一番気持ち良いですねェ」
「あ、本当ですか嬉しいですね」
「何が違うって素人なのでわかりませんが、明確に違いますね。素晴らしい技術です」
「ありがとうございます。折角褒めて頂いたんですけど、実は東京に引っ越す事になりまして」
「えっ」
「今週は土曜が最後の出勤になるんです」

というわけでその施術から間もなかったけれども、Nさん出勤の最終日、どうしても最後に揉み解して頂きたく指名予約を入れて施術を受けてきた。まだお若いだろうに(あ、ここ気持ち良い)という場所を的確に揉み解しつつ「痛くないですか」とか気遣いの言葉も迎えて下さる際の応対も全てが心地良く、身体だけでなく気持ちもほぐして下さるような、そんなセラピストさんだった。
前回の施術でこちらが話した事をさりげなく憶えていて下さったり、言葉のチョイスからも人柄の良さが感じられる素晴らしい方だった。Nさん、短い間だったけれども本当に有難うございました。Nさんのお陰で随分とリラックスした時間を過ごせました。
これから少し、マッサージ迷子になるかもしれないなあ。

Nさんによる最後の施術を受け(遅めの時間だった事もあってか、僕が最後の客だったそうな。こういうのちょっと嬉しい)帰宅した後にちょっと放心状態、けれども折角ほぐして頂いた身体をそのままベッドに横たえるのも勿体無く、楽器を担いで弾いてみる。本当はこういう事をするから体に歪みが出るんだろうけれども。左半身が全体的に張ってるのってきっと狭い1.5畳で無理して楽器弾いてるからな気もするしな。


ふと思い立ち、買ったもののライブとか録音とかでは一度も使っていないプリアンプを弾いてみる。
コンセプトが明快で「これはこういう音なんですよ」というのが非常にわかりやすい、つまり良いプリアンプなのだが、どうしてもその後にサンズアンプをオンにすると「これこれェ!」という気持ちになってしまう。
こればっかりはもう音の良い悪いではなくて、その楽器と自分の感性が合うか合わないか、である。
引き続き自分の感性がこのプリアンプに寄っていく日まで、ちゃんと大切に持っておこうと思う。
たまには音を出しながら。