新栄トワイライト 番外編「一般公募の演劇公演」一週目を終えて

ちょっと間が空いてしまったけれども、親しくしている演劇関係の友人らと新栄CLUB ROCK’N’ROLLで季節毎くらいにやっている芝居のイベント「新栄トワイライト」で出演者を一般公募して募る、というシンプル極まりない主旨で公演を行い、二週に跨るそのイベントの、一週目が無事に終わった。
事の発端はCLUB ROCK’N’ROLL店長 本多さんを交えて話をしている時の事。
「もし演劇を上演するのに適切とは言い難い、しかも恐らくは馴染みがないであろうライブハウスでの演劇イベントに作品を出したいと言う人間がいるのであれば、それだけでまずは一度舞台に上がって頂いてその作品を観たいと思うには十分ではないか」という話題が出た事だった。
それはそうだ、という思いと自分が知らない面白い人達が絶対にどこかにいる、ひょっとしたらそういう団体、作品、人がこういう機会で名乗りを上げて下さるかもしれない、というもう単純にこれは好奇心だろう、そう、好奇心から今回の公演は始まったと言って良い。
出演条件なし(強いて言えば出品者自身が”面白い”と自負しているという事くらいか)、25分お預けします、ただし場所は照明も劇場程自由が効かないし出ハケは一か所だけしか出来ず、ステージもそんなに大きくはないライブハウスで、という公募にどれだけの演劇人が集って下さるか、疑問がなかったと言えば嘘になるけれども、想像していたよりも幅広く、そして沢山のご応募を頂いて正直とても、驚いた。
一日だけだった予定の公演が二週に跨る程だったのだもの、慌てたけれども、大喜びだった。県外からの応募もあり、運営メンバーも皆、想像以上の反応に驚いていたようであった。
やる側からすれば「場所はどこだっていいさ!設備も関係ねえ!場当たりが45分?それにあわせてやるまでよ!」となるのだろうけれども、応募する側からすれば不安になるよそりゃあ!自分がやる時と人がやる時には感じ方に差があって当たり前だろうから。
それでも、10組の猛者が集まった。物凄くワクワクした。

各組について感想を書いていくっていうのは今回の場合は辞めようと決めていた。ので書くのを控えるが(それくらいリスクを背負いつつも集まって下さった出演者本位であって良いと思っている。運営として感想を書くっていうのは今回は何だか違うなあと思ったわけであります)、やっぱり煮えたぎるような面白さがあったし、自分の世界の狭さ、その狭さを知っているつもりだったけれども同時に外に向かって広がる世界の広さを痛感せざるを得なかった。
まだ一週目しか終わっておわず、公募でお集まり頂いた全10組のうち、5組しか作品を拝見していない。
けれどももうやって良かった、と思う。

きっと二週目も面白いだろう。
果たしてどんな良い意味での「裏切り」が待っているのか。
一週目にご出演頂いた皆様、本当に有難うございました。二週目にご出演頂く皆様、どうぞ宜しくお願い致します。

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