日東科学版ハインリッヒを作る 第7回 細かい所の塗装

前回まで
日東科学版ハインリッヒを作る 第1回 座学→洗浄→組み始める
日東科学版ハインリッヒを作る 第2回 削ったり強引に接着したりしながら組む
日東科学版ハインリッヒを作る 第3回 キャノピー加工→鋳造表現
日東科学版ハインリッヒを作る 第4回 組み上げ完了
日東科学版ハインリッヒを作る 第5回 サーフェイサー筆塗り→塗装→迷走
日東科学版ハインリッヒを作る 第6回 『平田ガンス』視聴→塗装「これだッ!」

予定していたバンドの集まりがメンバーの体調不良により延期になったので、思わず空き時間が出来た。
とはいっても家族で夕食を食べ、娘達をお風呂に入れ、寝かしつけをした後に自分のお楽しみの時間がやって来る。
まずはディストーション・ペダルを弾き、その備忘録を書いた。気になっていたけれどもなかなか手を出せずにいた事の1つである。
さて、今夜も僅かでも良い。模型製作に従事しよう。


シーリング部分やマニピュレーター部分を筆塗り。
全体的にうまくいっているところなので筆先も慎重になる。
塗装がうまくいった効果というのは凄いものがある。
日中も仕事しながらふとした瞬間に「俺は模型製作で良い感じに色を塗る事が出来たんだ」と思い返してはほくそ笑み、弁当を食べながら「良い感じに作業が進んでいるのであんな事もしたいこんな事もしたい」と妄想を膨らませてはニヤニヤしてしまう。
全く単純な男だと思うのだが、それだけ今回の塗装がうまくいったのは自分の中でインパクトのある出来事だったのだ。
「あ、こうすりゃ格好良くなるのかもな」というのが一度見えるというのは、自分の中に方法論の根底の部分が出来上がりつつあるという事だと捉えている。そういった自分の中で方法論又は文法の片鱗めいたものが見えたのはそりゃあ大きな出来事である。


キャノピー部分に貼ったマスキングテープを剥がす。
テープの下に塗料が滲んではいないか、失敗してはいないかと気になっていたのだが、一度貼った以上塗装を終える前に剥がすわけにもいかない。この日までマスキングテープの下の状態については気にはなれども我慢するしかない状態だったのである。
ピンセットで慎重にマスキングテープを剥がす。
うん、良い感じだ。
さて、塗装もこれでひと段落。
しっかりと乾かして、水反射デカールを張り付ける作業に入っていこう。