暑い8月、アウトプットの8月。1.5畳より熱を込めて。

暑い日が続いている。
平日は朝起きて7時半頃に家を出て、地下鉄と市バスを乗り継いで会社に向かうのが常であるので、通勤の往路だけで肌着は汗でびしゃびしゃになる始末。日々の営み、である。
暑さによる弊害は、仕事を終えて冷房の効いた我が家に帰宅してもまだ続く。
娘が寝静まった後に8月中に納品予定のベースの演奏データの録音にとりかかるのだが、我が愛すべき1.5畳の自部屋は元・完全なる収納スペースであるので当然空調なんてついておらず、冬は寒く夏は暑い。冬はまだ厚着をすればこの1.5畳の籠らねばならない苦痛も和らぐというものだが、夏はどれだけ薄着でも暑いものは暑い。
部屋に籠る数時間前から部屋の扉を開け放して、扇風機を回して1.5畳の空気を入れ換えるよう努力するのだがそれでも限界はある。結局今、汗をかきながらパンツとTシャツ姿で扇風機を浴びながらこの日記を1.5畳で書いている。

あまりに暑いと、作業にも差し障る。
昨夜なんて部屋に入った瞬間にムワッとした空気に嫌気がさして、思わず機材だけ準備してNETFLIXで『地面師たち』を観る事に逃げてしまったもんな。
部屋も暑ければ広さも狭いし、作業環境としては随分と劣悪なのだけれども、それでも不思議と居心地は良いしこの1.5畳が紛れもなく自宅の中で僕の城だなという実感がある。空間に愛着があるから少しの環境の悪さも我慢出来るのだろう。

それにしても。
録音する曲は2曲、多くて3曲。
そして文章も月末に締め切りのものがある。
有難い事に汗をかきかき、アウトプットする事に尽力する8月の夜になりそうだ。
仕事は仕事で色々と感じるものもあり、面白いなと感じている。こちらは涼しいし快適な環境で有難い限り。


実際、この写真に写っているスペースでベースを弾いたり椅子を置いてパソコンに向き合ったりしているので、楽器を構えるのにも注意が必要である。
椅子に座るよりも立って弾いた方が快適なのではと気付いた。そうなってくると「この部屋なりの演奏しやすい楽器の高さ」がある事にも気がついた。ライブで弾くのとは、やはり違う。