三連休も間もなく終わろうとしている。
4年ぶりにかつて同じ情熱を共有し行動し自信と気概を以て事にあたった仲間と飲んだりエモーショナルな時間を過ごしたり、その翌日はまたしても飲酒、得三の半額デーに出掛けて行ってライムチューハイ一杯でベロベロになってしまったりと大いに連休を満喫した。三連休最終日はVSMYBLUESのお手伝いで滋賀へ行った。今日はその備忘録。
目覚まし時計で予定通りの時間に起床、しかし昨夜の飲酒行為が影響を及ぼしているのかどうにもすぐに起き上がろうと思えない。何だかボーッとしてしまった。幸い二度寝する事もなく半ば無理やりお茶漬けを食べて(無理やりでも美味いのはお茶漬けの美徳の一つと言って良いだろう)シャワーを浴び、ベースギターを背中に、アンプヘッドを左手にぶら下げてマウンテンバイクで千種駅へ向かった。茜谷さんと合流し昌吾さんの実家方面へ。VSMYBLUESの遠征お馴染みのコースである。
今回幸いにも初めて滋賀は大津での演奏の機会を得たのだけれども(先輩、こうして僕を色々な場所へ連れて行ってくれて有難うございます)、初めての滋賀、特に名物の鮒寿司を食べたり琵琶湖を見物したりする事もなく、それでも長年いつかは行ってみたいと思っていたB-FLATへ遂に行く事が出来、感無量だった。
何故B-FLATに対して憧れに近い感情があったかと言えば、僕は夏の風物詩的なアレ、そうアレですよ、怪談話を聞いたりするのが好きでバンドマン同士でそんな話をしていたりすると当然のようにライブハウスでの怪奇現象の話になったりする。で、B-FLATの名前がそういう折に度々出てきて(今ちょっと調べてみたら心霊ライブハウス、なんて形容している人もいた笑)そこで話されるB-FLATの様子、それを僕は頭の中に思い浮かべちゃったりしてたのね。で、あんなかなこんなかなって想像するといつかは行ってみたくなるじゃない。実際にそういう経験をしたいとかそういうのではないにしても、だ。
舟橋の中でB-FLATで演奏するというのは、そういう長年の夢を叶える行為でもあったのである。
ちなみに、それらしい体験は何一つしなかった。僕ってそういうの、一切ないんだよな。
心霊体験めいたものはなかったけれど、B-FLAT、とても過ごしやすくて居心地の良いライブハウスだった。音はゴツくてスカッとするし、ステージ脇の機材置場も広い(かつ動線が明示されているので皆そこを避けて機材を置き、動きやすい)し、楽屋もくつろげる。怪談話抜きにしてまた行きたいライブハウスです。
持ち込みで持って行ったアンプヘッドと常設のキャビの相性なのか、それともライブハウスでの鳴り方の特性(ライブハウス毎によってスッキリ音が飛んでいくところ、低音がズドーンと飛んでいくところ、ステージ上のアンプ類の音が回りまくってすぐに飽和状態になるところ、音が全然飛ばないところ等、ライブハウス毎に同じ機材を持ち込んでも音の飛び方が違ってくる=違った聴こえ方をしてくる)に巧く対処出来なかったのか、自分の中で100点満点というよりかは70点くらいの出音だったのだけれども(何だかこう、ローばかりがブワアッと鳴ってしまいアタック感が後ろの方に引っ込むというか、何だか弾いていて煮え切らない感じではあった。悪い音ではないんだけどね。あの機材ならもっと良い音が出せるはずである)、良い意味で吹っ切る事が出来て演奏中はさしてナーバスになる事もなく、そういう意味で割り切れる性格で良かったと思う。昔は結構そういうところから演奏も崩れる事が少なくなかったので。最近音作りに関しては落ち着いていた部分があったので慢心しないための良い機会をB-FLATでの演奏で貰ったと思う。
あと歌心のあるドラマーと演奏する際にはドラムに合わせにいくよりも歌に合わせに行った方が「合わせにいって合った」的なぎこちなさを自分自身感じる事なく「気付いたら合ったor合っちゃった」という(少なくとも自分的には)理想的なリズムの合い方をするという発見もあった。勿論、耳のどこかでドラマーの出す一拍の長さと感じ続ける必要はあるのだけれども。
音楽を演奏する上でリズムにばかり注意して演奏するっていうのはやっぱり僕的に健全だとは思えない。そういうところに気を使わないで済むように練習してるんでしょうがよ、と思うのである。ここまで大きな事言ったんだから頑張らないとね、僕。
東狂アルゴリズムのライブ、月並みな表現になってしまうけれども物凄く良かった。
真摯さと誠実さと熱さ、エンターテイメントと押しつけがましくない思想があった。今池HUCK FINNで観た時も良いバンドだと思ったけれども本拠地である滋賀でのライブを観てますますその思いを強くした。
最高だったなあ!
名古屋モドリの途中、多賀SAで豚汁定食を食べた。600円なのにコスパ良過ぎ。
流石に疲れたので(文章がどんどん短くなっているのはそういうところからきているかと思います)、最後にサウナ→水風呂→サウナ→水風呂を繰り返した昌吾さんと僕の写真でお別れしましょう。
町の銭湯感あったのにサウナは暑く、また水風呂は冷たかった。
時間があったらもっとリピートしてサウナトランスに突入したかったところである。
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