樫山君宅で短波ラジオ2台の即興演奏の録音を行った

夜、かしやま君(白線の内側、あたらしいまち)宅にて白線の内側で28日に出演する吹上 鑪ら場でのライブ予約特典用音源の録音作業を行った。

ライブ予約特典は「折角予約してまで演奏を観に来て下さるんだから何かしら特典があっても良いのではないか」という気持ちと「肩の力を抜いて実験的に興味のある事をやってみたい」という気持ちが半々で成立している。
今回は半分冗談で『短波ラジオによるデュオ演奏』を提案したところ、樫山君が「やりますか」とまんざらでもない様子だったので2台の短波ラジオによる即興演奏を3曲録音。


短波ラジオによる演奏に関しては全く知見がない。しかしながらまずは音さえ出れば『自分の意志が発音(または無音)に介在していれば演奏である』という自分にとっての『演奏』の定義に則る事が出来るので、樫山君宅へ向かう道すがらコンビニで単3電池を購入。歩きながら手元でラジオをあれこれいじりまわして「発音に関して最低限制御出来るところまで」操作感に関して実感を得た。
ちなみに僕の所有するラジオは朝日電器株式会社製「SW1-10」というモデルである。確か電気店で数千円もせずに購入した記憶がある。

樫山君宅で2トラック同時録音の準備を樫山君がしてくれ(樫山君、DTMに関して場数を踏んでいるからか僕より余程知識がある。よって今回も録音、ミックスは樫山君が全部やってくれた。感謝)、それぞれ目の前のスピーカーから自分の音を出しつつ相手の音も聴ける環境で録音開始。
試しに数分やってみたのだけれども、いやはやこれがなかなか面白い。音階を奏でられるわけでもない短波ラジオだが、いやそれだからこそ音を発する事/発している音/音を発していない事/どんな音を発する(発してしまう)のか等に注力する事が出来て音を出して人と音を重ねる事への根源的な愉しさや興奮を感じる事が出来る。
これは演奏者ならば一度挑戦してみた方が良い。発音内容に関しては不自由極まりないけれども、それであるが故に発音行為には解放感があるのであった。

「面白いね」と言い合いながら何だかんだで3曲録音。
良い特典音源になりそうな予感を胸に、帰宅。
特典音源を製作する以上に、意味のある行為だったと感じた。


特典音源のジャケットは僕が描いた。
絵心が欲しい、と切実に思った瞬間である。