某大学敷地内の奥深く、湖を傍目に鬱蒼と繁る草木をかき分けて進んだ先にその洞窟はあった。
噂では何十年も前の在学生が自力で掘ったとされるその洞窟は授業でも使われたりするそうな。
足下は水温低めの水が流れ、洞窟の壁面は一面苔で覆われており、出口付近には蝙蝠さえ群生していた。
スマートフォンの灯りを頼りに中に入っていく。
B級ホラー映画、それこそビデオスルー扱いされるような作品だと洞窟の中にはこの洞窟を掘ったとされる学生のなれの果ての食人鬼がいたりするのろうが、実際には蝙蝠くらいでほぼ一本道、適度なスリルを味わって無事に反対側に出る事が出来た。ただ、あの暗闇の中を10分くらい歩いたあの時間はなかなか忘れ難い。
刺激は大事だ。
あ、Turbo RATを手に入れました。
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