明日は新栄CLUB ROCK’N’ROLLで一人芝居。
仕事を終えてからの自転車鬼漕ぎで会場入り、からの(恐らくは)すぐさま出番だろう。
共演の皆様の演奏、演目をほとんど拝見出来ない事のみが残念だけれども、未だに平日にこうして人前に立つ事が出来るのは本当に嬉しい。有難い。
大学を卒業してから転職するまでの9年間というのは「家庭を持って」「ゆくゆくは子供を大学に」とかっていう所謂家庭に根差したライフスタイル的には多分に遠回りだったのだろうな、と思うし今現在そこで遠回りしたリカバリーに必死だったりもするのだけれども、自分の活動のための多くの経験を得る時間(リハーサルなしでも平日名古屋のライブハウスで演奏、つまり仕事後に自転車でバババッと転換時間直前に駈けつけて演奏する事が出来るのはこの9年間の蓄積があったからだろう。勿論リハーサルを行う事でバンドサウンドとして確認すべき点を確認する事が出来る→安心感を得る事が出来るし、PAさんもオペレートしやすいだろうと思う。9年間の間でリハーサルをやらずとも安心感は自分の中にこそあるものだと悟ったし、PAさんにも「格好良い感じでお願いします!」とかこれはもう非常にアバウトな感じの注文でもきっと気概の部分で色々と伝わってオペレートして頂けているだろうと思っている。で、これがあるから演奏以外の事もやれるようになったなって思うのね)、活動のための多くの信頼(「その日は舟橋君何時なら体空くの」「あー、その日は20時まで仕事ですね」「じゃあ出番それ以降にするから」というやりとりが成立するのも9年間があったからだろう。繁忙期は終わりの時間が見えないのでお断りする事こそあるけれども)を得るには必要な9年間だったと感じている。
いや、勿論要領良くやれれば良かったのだが。
年齢を重ねていくにつれ、これはもう強烈な実感として人間は「自分のやりたい事」と「生活」のバランスを取らなければならなくて、それに20代後半になるまで気が付かなかった、いや気が付かないふりをしていた僕は今現在、時間的にも精神的にもバランスを取ろう取ろうと試行錯誤しているけれども、これはこれで楽しい。
今現在の状態から自分の中でのバランスが変化する事、それに対応する必要が生じてくる事もきっと、必ず現実のものとなるのだろうけれども、それもキチンとやる自信がある。
当たり前のように幸せになりたいし、やりたい事も身の丈より少し背伸びするくらいで良い、ずっとやっていたい。これが欲張りだとは思わないし不可能な事だとも思わない。
年齢を重ねるのは楽しいなあ。
自信と確信と失望(ネガティヴな感情ってポジティヴなものの始まりである、と思う)を積み上げて積み上げて、少しずつ強くなっていく。
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