周りがサマソニやROCK IN JAPAN等夏フェスで夏を堪能する頃、僕は相変わらず色々と変わらない日々を送っていますこんにちは。いつかは行ってみたいけれどもなかなか踏ん切りがつかない。
でも先日は素敵な二次会に参加したし、何だかんだで退屈せずに遊んでいるので不満は一切ない。やりたい事はやれていると思う。そもそもバンドを好きなようにやって食事も食べれて十分な睡眠時間もあって遊ぶ時間も相応にあるのだから、これ以上何を望むのか。
夏フェスや大旅行に使うお金の余裕はないけれども、ちょっと試してみようと思っている計画がある。
まずはこれをご覧頂きたい。
「ジャズベース?」
これはメーカーがフェンダーではないので、厳密にはジャズベースモデルとかジャズベースタイプとか言うべきであろうがそんなのは楽器商人と熱心なフェンダー党しか拘らない細かい拘り、そう、これはまさしくジャズベースである。メーカーはvintageという所謂初心者用の楽器メーカーのようで、このジャズベースモデルも諭吉さん一人と少しで買えてしまうようだ。
で、である。
夏休みの自由研究としてこれを一本買って、どこまで実戦向きに改造できるか挑戦してみようというのが本題である。こんな思いつきをしたのはそう、先日実物を手にした事に端を発する。
アルバイト労働させて頂いている楽器屋にて、中学生のお客様がエレクトリックベースをご購入される事となった。その年齢故にフェンダージャパンすら或いは金銭的に厳しかったのかもしれない。結果的に店舗としてはvintageのサンバーストのジャズベースをお渡しする事になった。
ご提供するためにメーカーからこのジャズベースモデルを仕入れ、梱包をとき検品する。弦高が高い。弾きづらいだろうので調整する。ネック、諸々微調整。
アンプにプラグインし、軽く音を出してみて驚いた。・・・悪くないのだ。
どうせすぐネックも反ってくるんだろう、と半ば期待半ば焦りにも似た不思議な感覚(恐らくその時の僕はこうなる事を予想していたのだ、きっと)を抱きながら僕は翌日出勤した。
ネックも動いていない。テンションをかけっぱなしでお客様が来るのも待っているその楽器(勿論お渡しする際にはもう一度チェックはしますよ)は依然、コンディションを保ったままであった。
その程よい輪郭にふくよかな低域、そしてハリのある中域はジャズベース所有の経験がない僕には「十分に良いジャズベースのサウンド」として響いたし、爪弾きながら「いいですねいいですね」と呟きつつ、若干の興奮を自らの中に感じた。
たまたま、この一本が当たりだったのかもしれない。その可能性は否定できない。
しかしともすれば、今回の挑戦は自分と楽器の関わり方を次の次元に進める足がかりになるかもしれぬ。
その可能性の片鱗を見、そして目標達成の暁の充足感を考えれば頬が緩むのを感じこそすれ、そこには躊躇や迷いは入り込まない。
勿論普遍的に良いものを、とかこれで国産ハンドメイドブランドに勝とう、だなんて思っていない。
僕が僕のために僕が使いやすいように、弄る。手間をかけてみる。
とりあえず、研究のための素体を入手せねばなりますまい。
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