最近、エフェクターに対してモチベーションが低い。
ちょっとした衝撃だわよ、大学2年生の春、所属していた軽音サークルのライブにてディレイやらワウやらフランジャーを駆使して(本人曰く「適当に使って」)先輩が物凄い音を出されてたのを聴いた時からずっと、それこそ半年くらい前まで取り憑かれたように色々試していたエフェクターに、まさか自分で明言してしまうくらい「モチベーションが下がる」事があるだなんて!
20歳の誕生日には確か20個目のペダルを買っていたからかれこれ10年以上、それこそ試したペダルはどれだけだろうか、歪みものにハマる時期もあればリング・モジュレーターにうつつを抜かしたり、ファズ一本で決める!と誓って飽きたり、またファズの魅力に目覚めたり、ピッチシフターやディレイや、多くのペダルをボードに組み込んでスタジオやライブに持ち込んで、眺めたり踏んづけたりニヤニヤしたりして。
それらの記録はこのブログにも綴られているけれども、まさか長年の趣味もと思っていたエフェクターとこんな付き合い方になるとは。
生きてると面白い事もあるものだ。
だからと言って演奏する際のモチベーションは低いわけではなくて、最近は意識的にスタジオに持ち込むペダルを限定版していたのだけどつい先頃のスタジオでは久しぶりにフェイザーやらオクターバーやら使ってみて「ああ、やっぱり良いなあ」と感じいったりした。
ふくよかに歪ませたい時はコレ、ソリッドにいきたい時はこれ、リフに一癖加えたい時はコレ、と選択肢が自分の中でそれなりに良い水準で絞られてきたっていうのもあるのだろうけれども。
けれどもシンプルに寂しかったりもする。
さて、次に腹の底から興奮する出会いはいつになるのだろう。
気長に待つとします。日々、探してはいるけど結局縁だものね。
それを待ってばかりもいられないから、こういう時期には手元にある機材を再評価シリーズ。
人間椅子の和嶋さんが使われてるってだけで興奮するよね、BOSSのPSM-5。
これのループに組み込むか否かでの音色変化については以前実験して効果を実感した事があるので導入してみたいペダルではあるのだけど、でもスイッチング作業が一つ増えるっていうのは多少慌ただしくとも感覚的にガツンッ!と踏み込んですぐさまオンにしたい僕みたいなのには向いてない気がしている。
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