鈴木実貴子ズ ワンマンで演奏納。

2020年の演奏納は12月27日、吹上 鑪ら場にて。
今年は本当にお世話になった鈴木実貴子ズのワンマン公演にて、であった。
2020年が始まった当初はまさかこんな事になろうとは微塵も想像もしなかったけれど、それまで当たり前のように繰り返してきた演奏活動が「当たり前のように」は続ける事が出来なくなったのであった。
これはもうひとえに新型コロナウイルスの感染拡大に依るものなのだけれども、そんな中でも常に状況を見定め、判断をし続けてきた鈴木実貴子ズにサポートで声をかけて貰えているからこそ2020年も僕は演奏を続ける事が出来たのであった。これは単純に人前で演奏をした、とそれだけではない。練習に関してもスタジオでさえ行く事が難しいシチュエーションがあったけれどもバンド練習は鑪ら場があったからこそ重ねる事が出来たし、録音作業PV撮影等、本当な様々な経験をこれまでと変わらずさせて頂いた。他のバンドでの活動が一斉にストップしてしまった中、鈴木実貴子ズのサポート活動が僕にどれだけ研鑽の機会を与えてくれたかは計り知れない。

そんな一年の総仕上げ、ではないけれどもワンマン公演はやはり気合が入る。
毎回演奏は気持ちが入るけれども(特に今年は演奏が当たり前の事ではなかったが故に殊更、そうであった)こういう機会は尚更にそうなる。コロナ以前でもそうであったので所謂withコロナ、コロナ禍を経ての今ではより一層入るものが多い。
演奏家は日々、生きて考える事が演奏に反映されるだろう。それが明瞭であるかそうでないかは別としても。いや、明瞭でありたいものだなあ。まあ、それはそれとして。

この日はEarthQuakerDevices Tone Job初導入。後日記録映像等で確認するとどうもピックアタックを強調し過ぎたかな、と思わないでもないけれども、音が以前よりも前に来ており、かつアコギも歌も邪魔していない。うん、狙い通りだ。
この日は妻も駆けつけてくれた。
「あの曲は演奏の粗、あ、ベースのね、粗が目立ったけど、良いワンマン公演だったね」
妻は相変わらず優しいけれど、言う事は言うのであった。
2021年はもっと練習しよう、と心に誓い2020年の演奏納とした。

2020_12_27_001
記録映像から珍しいアングルでの写真を。画質は申し訳ない感じだが。

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