前回まで
■青島文化教材社 ゴジラ(2023)を作る 第1回 組み上げる→ザッと塗装
家族で動物園へ行った日の夜である。
ゴジラ(2023)の製作の続きに着手した。
前回滅茶苦茶苦労してようやく白目部分をどうにか塗装する事が出来たのだけれども、その極々小さな白めの中の黒目を筆先で描き込む、だなんてとても僕には出来そうもなかったので油性ペンの極細の先で点を打つ事で黒目とさせて頂いた。
映画館のスクリーンで観たゴジラ(2023)の黒目は単純な黒一色ではなかったと記憶しているのだが、これが今の僕には限界である。手抜き甚だしい作業ではあるけれども、それでも十分以上に雰囲気は出たのであった。

黒目、なかなか良い。
人間でいう人中(鼻の下から上唇に向かっての線)部分の線が合わせ目なのかそれともそういう風に出るように設計されているのかわからなかったけれども、どうにも気になるのでパテで埋めて再度、塗装。
パテを均してやる時には周囲の皮膚の感じと出来るだけ違和感がないように微調整しながら均してやる。

ジャーマングレー1色の塗装に色々と重ねていく。
あずき色を結構バシャバシャ目に水で薄めて全体的に重ね塗る。
バシャバシャにした水性アクリル塗料はゴジラの皮膚の溝に流れ込んで良い感じに立体感というか質感を強調してくれる。
ゴジラ(2023)ってダメージを負って出血しているイメージと再生した傷だらけのイメージがあるのでそこを少しでも描きたいなという気持ちはある。

とはいえ、バシャバシャにしたあずき色を筆で塗り重ねていく行為が楽しくて楽しくて、ついついやり過ぎてしまった。
再度ジャーマングレーを上からちょいちょいと塗り重ねて馴染むように手直しする事にした。

皮膚の割れ目というか鱗(?)の溝の中だけあずき色が残ってくれた事で良い感じになったのではなかろうか。
あとやはり黒目が入ると一気に意思のある『動物』っぽくなる。
生物の模型(パイロットフィギュアは除く)を製作する事自体がなかったのでこれは新鮮な体験だった。