前回まで
■青島文化教材社 ゴジラ(2023)を作る 第1回 組み上げる→ザッと塗装
■青島文化教材社 ゴジラ(2023)を作る 第2回 微修正→あずき色を塗る→調整
■青島文化教材社 ゴジラ(2023)を作る 第3回 細かい所の塗装を詰めていく
■青島文化教材社 ゴジラ(2023)を作る 第4回 細かい塗装を重ねていく
■青島文化教材社 ゴジラ(2023)を作る 第5回 全体をウォッシングする
■青島文化教材社 ゴジラ(2023)を作る 第6回 ドライブラシを施す→台座製作
水性アクリル塗料ならば、リビングで妻と娘(長女)がテレビを観、娘(次女)がベビーベッドの中でコロコロしている間にテーブルの片隅で筆塗りを施す事が出来る。
臭いがキツくないし、水道水を貯めた瓶さえあれば溶剤を使う事もない水性アクリル塗料(の筆塗り)はリビング・モデラー(そんな単語があるかは未知)の心強い味方なのであった。
この日も水性アクリル塗料の恩恵にあずかって、塗料瓶の蓋を開けた。

茶色っぽい色で塗りつつある台座を妻に見せたところ絶妙なリアクションだったので、パテを塗った直後の感じを塗装で再現しようと塗り始めると、それを見た娘(長女)が「わたしもやりたい」と近寄ってきた。
妻が「これはパパの作品だからパパは自分でやりたいんだよ」と説明するも娘(長女)、たまらなく筆を動かしたそうだったのでバトンタッチ。ゴジラ(2023)の製作記録に娘(長女)との思い出が加わるのならこれもまた嬉しい事じゃあないか。
娘(長女)、筆塗りが楽しかったようで「こんごはプラモデルをぬりたい」というので彼女にポケモンのプラモデルを買って、組んで筆塗りする機会を設けようと約束した。

塗装の後にウェザリングマスターでウォッシング。
パテの質感が浮き出るよう期待して行ったのだけれども、良い感じになった。
台座はこれで良い。

台座にキットを接着。
瞬間接着剤を用いて固定しようとしたけれども、どうにも強度の面で不安があったので黒い接着剤を使用。
パテ状に硬化するので強度も十分であろうとの判断。

青島文化教材社 ゴジラ(2023)、完成。
陰影を意識してドライブラシを施したのだけれども、結果的に良い感じに効いていて一安心。
今回はドライブラシの効果の程を実感したなァ。
正面から見るのが一番迫力があって格好良いと思っていたけれども、こうして真横から見るとこれはこれで見どころがあって素敵なキットだ。

尻尾と背びれの迫力が凄い。
このキットが素直に組み上げただけで手直しらしい手直しもなく完成してしまう、というのは凄いなと改めて感動。
生物のキットは初めてだったけれども組んでいる最中からずっと兵器や機体を組んでいるのと違った愉しさを味わう事が出来た。
合わせ目も巧みに鱗や体の節に紛れるようになっており、キットとしての完成度の高さに唸り上げた。
心配していた塗装もジャーマングレーに色々塗り重ねる事でゴジラらしいゴジラになったと思う。いややっぱりドライブラシの感動が大きい。もう今すぐまたやりたいもんな、ドライブラシ。
定価こそこれまで作ってきた他のセットと比べるとお高めだけれども(僕はセールで安めに買えた。ラッキー!)、満足度はそれ以上の大変素晴らしいキットだったぜ、青島文化教材社 ゴジラ(2023)!