青春の痕の巻。

先日暴飲暴食について書いたばかりだが、早速その反動というか結果が出た。
にきび、あ、いやこの歳になったら吹き出物か、それが出た。

結構目立つ場所に出来てしまって、元から身なりを気にする方ではないのだけど(気にしていたら髪の毛も洗いざらしにしたりしないだろうし、服もちゃんと着替えるだろう)これはいささか情けない。

ふと思い出すのが中学時代の事。
当時はにきび一つにも神経質になっており(素晴らしき哉、思春期!)、にきびクリームやら洗顔やら気を使って治療を試みた。そのお陰と云うかにきび面になる事もなく思春期と云う多感な時代を終える事が出来た。
しかしてニキビがないからモテるかというとそんな安易な事もなく、僕はその気質と恐らくは内面から滲み出たであろう気色悪い自意識のせいで高校2年生まで女性と交際というものをする事がなかった。顔面にできた膿の塊は消す事ができども、内面的な膿はそうそう簡単に搾り出す事が出来なかったようで、しかしこれも致し方のない事だ。

しかし恐ろしいのはそういう部分が今なお変わらないというところだ。
つくづく感じるのがそうそう簡単に人は変わらないという事。旧友との再会や自分自身を鑑みても、根っこから変わる事なんてまず、ない。駄目な奴は駄目、聖人君子は聖人君子、面白い奴は面白いまま、気のいい奴は気のいい大人になるのだろう。

あ、気づけばニキビの話から「フナハシ、青春を語る」的な話になってしまった。いっけねえ。話の収拾もつかなくなってきたのでこの辺で。

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