有給休暇である。
この日は自宅にて1人になった瞬間からやる事を決めていた。
まず自部屋からペダルボードやらミキサーを持ち出してリビングに展開。

名古屋駅から程近い亀島のアートスペース『アトリエ混沌堂』での白線の内側の演奏にて使用するペダルボードを組み上げて実験したい事があった。
今回の演奏は1時間セットを1日に2回。セットリストは未定だけれども、恐らく曲と曲の間に即興演奏をする時間もあるであろうから、僕は僕からバンドへの投げかけとして『ベースギターの音を無限に伸ばしてそれを加工する事で作り上げるドローンサウンド』を最近研究していたのだった。
エフェクターを使うようになってからかれこれ20年以上、ずっとエフェクターは足で踏んできたけれども今回のドローンサウンドを実現するには手元で操作する方が何かと便利。普段使いの足元のペダルボード(写真では下側、床に置かれている)の途中から信号がもう1つの手元で操作するペダルボード(写真ではテーブルの上に載っている)へと流れ、また足元に戻るという信号経路を辿る事になった。
スイッチャー等で管理すれば便利も良かろうというものだが、ドローンサウンドを出す以外にも直感的にペダルを扱えるようにしておきたかったのと、信号経路を整理するために1台分のスペースを使うくらいなら刺激的なペダルを1台追加した方が良いだろうと思ったので不器用な中年男性の直列ペダルボードと成り果てたのであった。

まず、ベースギター本体からの信号が入力される足元のペダルボード。
演奏中にツマミ類を触る必要のない、割と常設のペダル達が並んでいる。
LS-2はwren and cuff BOX OF WARにドライシグナルをミックスするためのもの。SANSAMP→FREEZE→ボリュームペダルと信号が流れた後に手元のペダルボードへといき、手元のペダルボー度から空間系→EarthQuakerDevices ToneJobへと戻りアンプないしはミキサー卓へと出力される。

手元のペダルボード。
このペダルボードに並んでいるペダルは基本的に「FREEZEによって無限にサステインを延長されたベースギターの信号」をドローンサウンドとして表現力を持たせるために使用される前提で選定。
electro-harmonix BASS MICRO SYNTHはベースシグナルをシンセサイズするために。
こういう類のペダルを使えば一瞬でベースギターの音から幽玄な世界へ旅立ててしまうので禁忌としようと思っていたのだが、使ってみるとそのスクエアウェーブの音が魅力的かつ各パラメーターによる音の変化が表現力に富んでいるために採用。
高野君(ゲスバンド)から借りている認識だったのだけれども高野君は贈ってくれた認識だったらしい。どれだけ太っ腹なのだ。
BASS MICRO SYNTHの次に繋がれているEarthQuakerDevices RainbowMachineは基本的にデチューンとしてかけっぱなしにするものだけれども、ピッチを思いっきり可変させてもこれがまた楽しい。フィードバックを増加させる事で破天荒な効果をもたらすMagicモードも効果として使いやすい。
残り2つのペダルは割と強力な演出用というか場面を大きく変えるために音を出し入れするイメージで使う。
フランジャーに関しては割と門外漢だけれども、不慣れであるが故に突拍子もない音が出る瞬間があってそれが事故性があって面白く、それで採用。偶発性は即興演奏に於いて多少なりとも自分を裏切ってくれるものの方が好みだったりする。
電源環境だけは足元のペダルボードと比べると随分と脆弱だけれども、DCケーブルをデイジーチェーンする前のパワーサプライは割と強力なものを使っているはずなので消費電力的に不足はあるまいて。
音を出して楽しんで「うん、これなら良い感じになりそうだ」と実感を得たのでこの作業はここまで。
何だかんだでお昼前の11時になってしまっているのだった。
この後は市営バスで上前津辺りまで行き、チェーン展開されている二郎系ラーメン屋で昼食。このために朝から何も食べていなかったのだ。野菜マシ(150グラム程増えるのだったか)アブラカラメでコールしたのだけれども野菜はアブラとカラメのお陰でサクサク食べられてしまった。いやあ旨かったねえ。チェーン店ならではの気軽に入れる感じと、二郎系に求める旨さを満たしてくれるので良いお店だなと思った。
次の目的地は行きつけの中古ペダル屋。
特に目的もなく「折角上前津に来たので」という感覚で立ち寄ったのだけれども、陳列棚の中に気になるブランドの気になるリバーブが並んでおり、音を出したが最後虜になってしまって購入。
本当は狙っているリバーブがあったのでそろそろ導入しようと思っていたのだけれども、少しだけ先送りになってしまうなこれじゃあな。リバーブばっかり買うと妻に「いつ使うのか」と怒られるのだが。ちなみに妻はファズには寛容である。
この日は上前津~大須辺りをうろつくのがメインイベント。
何のためかというと一度この近郊の模型屋(というかプラモデルを扱うお店)全店に足を運んでどんな具合なのかこの目で見ておきたかったのだった。物凄い塗料を扱う専門店から駿〇屋まで合計6店舗だったかな、足を運んで棚を舐めまわすように見て回ったのだけれども、少し前まではマシーネンクリーガーの関連商品が相応に並んでいた駿〇屋は綺麗さっぱりその辺がなくなっており、まん〇らけは「お、初めて見るなこれ」というキットが幾つか並んでいた。
専門店ではファレホの塗料の品揃えを見て感嘆し、その値札を見て落胆した。なかなか気軽に導入出来る金額じゃないなこれは。
結局、駿〇屋でパトレイバーのキットを購入。落ち着いたら製作しよう。
夕食の食材と娘(次女)のベビーフードを購入するためにイオンモールに行きたかった。
市営バスの路線を調べると行きつけのイオンの程近くまで走ってくれる市営バスがあったので時間をちょっと調整して乗って、向かう。
イオンでは足早に必要なものを買って、名古屋市営地下鉄で自宅へと帰還。
娘(長女、次女)達のお迎えに行く前に、夕食を拵えなければならぬ。
この日の夕食の献立はピーマンに肉詰め。
娘(長女)に「好きな食べ物は何か」と問うたところ「玲子さん(僕の母親、娘からすると祖母である)の作ってくれたカレーと、ピーマンにお肉が入ったやつ。わたしがごはんをたべさせてもらうときはすくなかったので、いくとつくってくれたんだよね」との事。突然母の思い出話をされると、弱い。幸い入浴中の話だったので涙腺が開いた事は誤魔化せたけれども、ピーマンの肉詰めを食べさせてあげたいなと思ったのだった。
母の遺したレシピ帳を保管しているのだけれども、とりあえず簡単に出来そうなレシピを見つけたのでまずはそれを作ってみる事に。

合い挽き肉300グラムにピーマン7個を使って合計14個のピーマンの肉詰めが出来上がった。
合い挽き肉には玉ねぎと片栗粉が混ざっているのだが、改めて上から適量の片栗粉をふりかけろとレシピにあったので、そうした。いやこれ、合ってる?

なかなか良い感じに焼けたと思うのだが、果たして。
娘(長女)に訊いたところ「玲子さんのほうがおいしい」。
そりゃそうだ。しかしながら何だかんだ食べてくれる娘(長女)は優しい。
妻も結構喜んで食べてくれた。合い挽き肉がもうちょっと安かったら日常的に作れなくもないのだがなァ。