龍宮ナイト出演してきたよ!

『龍宮ナイトDVD』発売記念イベント最終日、その名も「龍宮ナイト其の二十五」にパイプカットマミヰズで出演してきた。初日にJONNYで一組目、最終日の今日にパイプカットマミヰズで最後に出演したのでこの3日間の最初と最後を飾れた事になる。個人的にこれは凄く嬉しかった。

会場となるK.Dハポンは今、芝居の公演の関係でこんな感じになっていた。

続・我が逃走
流木を組んで作られたステージ。
結構しっかり組まれているのでよじ登る事も出来る。
実際、クリトリック・リスさんはよじ登っていらっしゃった。

流木を利用して、入り口からトイレ前、そして二階席までハポン内の全てがセットになっている。「姥捨」という公演を挙行する故にこうなっているようだけれども、こんなシチュエーションに立ち会えるのはハポンならでは。会場入りした段階で物凄く興奮した。ハポン自体、普段から趣のある場所だというのにこのシチュエーションは嬉し過ぎる。

で、演奏はあつらえられたステージ(普段のハポンにはステージというものがない)上で行う事になるわけなのだけれど、ギターアンプ×3(その内一つは実に巨大)を使用するパイプカットマミヰズ、まずはリハーサルの段階で機材配置で頭を使った。こういうのって本当に楽しい。ハポンのスタッフさんには大変迷惑をおかけしたと思います。申し訳ありません。

でイタリアンバイキングを楽しんでイベントスタート。映画上映もBLOW BOHEMIA の緊張感溢れるビートに癒しともいうべきギター、そのキャッチ・アンド・リリースによる快感を堪能し、DODDODO の無邪気さと、そして感涙するお客さんも少なくないのが納得の歌を堪能。

クリトリック・リスドラびでお のユニット「ドラトリック・リス」も大いに会場、沸く。個人的にこのお二方のユニット形式、興奮した。クリトリック・リスさんの生々しいスタンスにドラびでおさんの超絶なドラミングの融合はまさに芸術。そりゃあアンコールも出るよ。実に龍宮ナイトらしい瞬間を感じたのだった。

で、パイプカットマミヰズ。

本日が舟橋デビュー戦という事でそりゃあ気合も入るってもの。とにかく一生懸命、一秒たりとも気を抜かずに演奏したつもりだけれども、お客さんからも良いリアクションを終演後に頂けて本当に良かった。今までメンバーの入れ替えはあれども4年間以上活動を続けてきたパイプカットマミヰズ、新加入のメンバーとしてはバンドの雰囲気を悪い意味でブチ壊すのだけは避けたいと思っていたし、良い意味で新しい一要素としてバンドに有機的に作用出来たらと考えていたのだけど、どうだったでしょうか。

終演後は新栄に移動して打ち上げ。少人数ながらしっぽりしっかりと打ちあがる。

ドラびでおこと一楽さんの海外公演での思い出話、そして世界中の興味深いメディアアートの分野のアーティストの話等はただただ刺激を受けるばかりだったし、音楽や芸術に対するスタンス、そして今後の音楽の発信方法やミュージシャンが如何に作品を世に出していくかという話にはただただ感銘を受けるばかりだった。お人柄も実に心優しい方で、僕ぁ一発でお慕いしてしまったよ。そりゃあ世の中気がふれたような音楽をやっていて格好良くて、実生活でも一癖も二癖も、それこそ気のふれたような人間もいるだろうけれども臆病な僕にはそういう人っていうのは尊敬や感動はせども親しみを持って呼びかける事はなかなか出来ない。けれども一楽さんはキャリアに雲泥の差がある僕にでもしっかりと目を見て会話をし、こちらの言葉に耳を傾けて下さる方だった。いやはや、もうね、素敵過ぎる方だった。

そんなこんなで無事帰宅し、こうやってエントリーを投稿しているわけなのだけれども、つくづく龍宮ナイト、出演出来て良かった。名古屋の代表的なイベンターのお一人であるわかめさん自体は数年前から存在は存じていたものの、こうしてやっと関わる事が出来たわけだし、何より今日の素敵な一日は今後音楽をやっていく上で、表現という行為に手を染めていく上で必ずや僕の支えとなり、糧となり、刺激となってくれるであろう。

DVD製作、そしてイベント運営とわかめさんは大変な労力を費やされたと思う。勿論誰に強要されたわけでもなく、わかめさんの欲求で動いてらっしゃる事だとは思えども、最大級の感謝と賛辞の念を捧げたいと思います。

追伸:本日ご来場頂いたお客様がやっておられる「農村」というバンド、何と不完全密室殺人の音源を御自分のライブのSEとして使って下さったそうで。おいおい、こちとら夢見心地だよ。頂いた音源もしっかり聴かせて頂きます。本当に有難うございました。

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