12月28日(水)
この日は年内最後の未確認尾行物体のライブ。昔から友人の小林かよちゃんに声をかけて貰って、初めての御器所なんやでの演奏。ご存知ない方のために説明しておくと、なんやっていうのは名古屋は御器所にあるご飯/飲み屋さん。沖縄料理やら美味しいお酒が飲めるだけではなく、定期的に音楽ライブを2階のスペースにて行っている。テーブルに座布団、そしてちょっとばかしの演奏スペース。別にこれは否定的な意味でなく、「こじんまり」とした感がとても温かいステージだ。
お店を、お店の機材を汚さないように新聞紙を敷き詰めて、機材設置。
今回の題目はそう、『注文の多い料理店』だから。最終的に顔面、両手足に生クリームを塗り込んで演奏が終了するのは決まり切っているからこそ、こういう対策を講じるようにしている。
しかし改善点も少なくない。演奏終了後にすぐさま銭湯に行かねば周りに迷惑をかけてしまうのだ。とかく、こういうシチュエーションでは演奏が終わってそのまま外に出なければ、僕らの出したクリームまみれな上に大量の新聞紙が他の方の衣服を汚しかねない。落ち着いてからでないと会場に戻れないのだ。
共演者さんを出来るだけ見逃したくはない。この日の共演者さん、普段なかなかご一緒する機会がない方々で演奏前もお話していてとても面白かったもの。トップバッターの僕ら、急いで戻れば半分以上見逃すって事はないはず。急げ!
畜生、写真だと生クリームまみれなのが伝わりづらいや。
美味しいご飯も(本番前の緊張に包まれた中ではあったけれども)頂けたし、ほとんどレギュラーメンバーと化している伊藤誠人君も楽しんでくれたみたいなので良かった。『注文の多い料理店』を使った公演はとりあえずこれで一区切り。次回(2012年1月20日@新栄CLUB ROCK’N’ROLL)からは新しい内容で演奏を行います。
ちなみにこの日、飛田君(地慕里ジャンクション)がファズを一個くれた。これが滅法良い。
12月30日(金)
大晦日前日。しかし新栄CLUB ROCK’N’ROLLではこの日からパーティー開始。『宴』と題された10バンド程出演するパーティーナイトにパイプカツトマミヰズで出演。
張り切り過ぎて一番最初に会場入り。PA 井藤さんの「早いね」という言葉を受けてブッキングマネージャーの本多さんが「舟橋君にとってライブって遠足みたいなもんだろ。早く来たくてしょうがないんだよな?」と切り返す。仰る通りです。今も昔もこれからも、僕が僕自身を使って一番楽しいのはライブという現場である事はもはや疑いようがない。
で、優しい本多さん達から出演者に振舞酒が用意されていたので、控室にて早速乾杯。「今日は良いんだよ」ってわけじゃないんだけどこの日と翌日、楽しむのが正義だと思っている。「演奏をこうしよう」とか「良い演奏を」って思いは勿論あるけれども、それ以上に楽しければ自分の勝ちだと思っている。多分、結構な割合の出演者が。
この日の僕達はバンド史上初の試みとしてゲストプレイヤーを迎えて一曲演奏した。
前回のライブの打ち上げで大喧嘩を7回して7回和解した吉田ヒズムと星野ゆり(里帰り)。星野選手がヒズム君にブチギレながらも言い放った「私はパイプカツト滅茶苦茶格好良いと思ってる!」という発言を元手に(脅迫?いやいや、星野選手も「是非ー!」って言ってくれたもん!無理やりじゃない…よね…!)一曲、鍵盤演奏と歌をお願いしたのだ(伊藤誠人君はその間僕が用意した後藤真希の写真集を持って踊り狂っていた)。
これがもう滅茶苦茶良くてねえ。ドラムの駒田君も「演奏中のふとしたブレイクで聴こえるゆりさんの歌声、あれでもうカーッとアガりましたね!」と喜んでいた様子。
酔っ払い同士の喧嘩から生まれた、誰も予想だにしなかった奇跡のコラボレート!
はまだまだ終わらない!
トリの里帰りでは伊藤誠人君が出向、里帰りで鍵盤演奏を。
里帰りの淳平君と呷るように焼酎を飲み合ったのも良い思い出。里帰り、活動休止が決まっていてその事実は残念だけど、きっとこの縁って簡単に途切れるものではないと信じている。里帰りの皆、本当に有難う!
この日は多いに飲んで気がついたら眠ってるくらいまで飲んで飲んで飲んだ。打ち上げでも飲んだ。一年の総決算とばかりに。翌日も含めて。もうお酒に関する表記は割愛する。実際、この日も楽屋で乾杯して以降、帰宅するまでの間ほとんど酔っ払っていた。
でも意外と演奏出来るもんだ。勿論年の瀬マジックってのもあると思うけれど。
12月31日(土)
いよいよこの日で2011年も終わり。この日も新栄CLUB ROCK’N’ROLLでの演奏、カウントダウンパーティーへの参加。二日連続で愛するライブハウスで演奏出来るなんて幸せだ。しかも年の瀬で。
それぞれツーマン、企画とそれに相応しい演奏納めはしてきたものの、実質この日が事実上の演奏納め。勿論楽しむの大前提のお祭ではあるのだけど、個人的にはONE BY ONEのバンドでの演奏納めって、やっぱりちょっと意識する。前日のパイプカツトマミヰズでの演奏も泥酔したとは言えども投げやりにはならないように留意したし(自分で吐けるようになってから随分とこういう時は楽してると思う)、背負う責任感はどのバンドでも同じだ。
ただ中身が違うというのか、やはり自分の背中に迷惑が直接的にかかる人間、自分達の振る舞いがその人の名に直接傷をつけかねない人の顔が浮かぶとなるとちょっと質は違ってくるのかもしれない。どちらがより重い、という話は別としてもだ。僕は2年前の大晦日だったか、泥酔して演奏して柴山社長(ONE BY ONE RECORDS)に怒られた事があった。社長の言い分は尤もだったし、僕自身恥じ入る部分はあれども、それでもその責任感の質の中身とその日自分自身が感じる出演の意味とはまた若干ちぐはぐな部分もあって、ぶっちゃけ戸惑っていた部分がなかったかと言われると否定は出来ない。
これは、2011年最後の自分の課題。それをそれと意識せず、楽しみながらクリア出来ていないと自分の中で2011年は笑顔で締める事は出来ないであろう課題だった。
で、僕は泥酔してi GOを弾いた。まず何よりも迷惑を被る可能性のあるメンバーに許可をとった上で、それはもう面白いように飲んだ。結果、良い演奏が出来たと思う。
演奏後、しばらくして茜谷さんの肩を借りて便所に運び込まれたのは想定外だったけれども。先輩、迷惑かけてごめんなさい。あと心配してくれた友人達、この場を使ってお詫びと感謝の意を示したいと思います。
そして、JONNYでの演奏を2時間後に控えた頃の僕と柴山社長の会話。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です。i GO、良かったね!」
「ですよね!楽しくやれました。泥酔してましたけれども、大丈夫でした?」
「うん、大丈夫だったよ。酔っ払ってるのはわかったけど笑」
「こうなるとですね、社長」
「うん?」
「JONNYも対等な状況で演奏せねばフェアではないんですよ自分の中で」
「ああ」
「泥酔して『最高に楽しい!』って状態で演奏したいんですよね」
「飲んじゃえよ!ガンガン飲んじゃえ!」
「・・・いいんすかね?」
「いいよいいよ!今日くらい酔っ払って楽しんじゃえよ!」
「2年前に怒ったの社長じゃないですか!笑」
挑戦だ、と思った。同時に信頼である、とも。
故にそれが嬉しく、飲んだ。この頃になると誰と何を手に乾杯したのかさえ、怪しくなってくる。喋った顔ぶれは憶えているのだけれども(この日、テレポテの折君とゲロを通じて邂逅。やっと喋れた!)、どうにも何を飲んでいたのか判然としない。でも最高に楽しかった。バンドマンとして、燃えるものにも火がついた。
いざ、演奏。
「お疲れ様です!JONNYどうでした?」
「良かったよー!盛り上がってたね!」
2011年よ、無事に終えられそうだぜ。
その後も楽しく皆と年が変わる事を喜び、嘆き、惜しみ、そして来年に期待した。そうそう、忘れてはならない、この日のsfn.9先輩とワッペリンによるJONNYカヴァー、演奏が始まった瞬間最高に嬉しかった。ベースに至っては本家片なしなんじゃないだろうか、どちらのカヴァーも。
2011年の総括は短くなるかもしれないがまた改めて。
とりあえず、2012年がやって来た。
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