はい舟橋です。この時間に家でゆっくりブログ書けるだなんて何て素敵なんだ時間給!
先日、新栄CLUB ROCK’N’ROLLにて3年ぶりに行われたなつつん企画『楽しい夜更かし』に出演してきた(3年前の模様はこちら)。
この日の出演陣は僕達、ミギギミ、SCA、 恋村虚無子バンド、ぼくたちのいるところ。、ザ・フロイト、ゲスバンド。3年前はガッツポーズで出ていた小森君が今回はザ・フロイトで、当時はうみのてで出演していた高野君が今回はゲスバンドで出演と色々と胸が熱くなるものがある。関西勢もこのチョイスはなつつんならではだな、という肌触り。ひと昔前はこういうドロッとドバッとしたバンドとばかりやっていたというのに最近ではこういう顔ぶれの日も随分と減った気がする。つくづく、色々な日に演奏をして、場所にしても色々なところに行かないといけないなと思う。ドロッとドバッとしたバンドが好きな32歳の戯言でござるよ。
列挙した出演陣が多過ぎるって?ああ、間違いないよ、この日は7バンド出演した。もう一度書こう、7バンド、だ。開場16時、開演16時半、終演は21時半。何が『楽しい夜更かし』だ、全然夜をふかしてないじゃないかなつつん!(笑)
それにしても燃えたなあ、関西3バンド、東京1バンド、西から東から名古屋に攻め込んでくる猛者達を名古屋3バンドで迎え撃つ感じ。物々しい気配、音量デカそうなバンドばかりの予感、それらの渦の中心にいる若くて可愛い女の子イベンターの微笑み、そして何故か無駄に熱くなる自分の胸中。そうだ、俺はこういうの大好きなのである。
というわけで盛大に演奏してきたよ。
この日の吉田君は自らがSNSで行ったパイプカツトマミヰズメンバー人気投票で最下位だった事により怒りの化身に変身していたよ(ちなみに一位は僕だよ、もう一度言うよ、一位は、僕!!)。だから顔面が黒と赤のドウランで染め上げられているのだよ。
この日の演奏、ここ一年の間で一番良かったんじゃないかってくらい演奏しながら「いけるいける!」感があった。良い演奏をしている時というのはどのバンドであっても『皆で点を取りに行く』感があるんだけど、そういうの、感じた。
お馴染みヨシダユキ先生が動画を撮ってくれた。
この日の狂乱の半分でも伝われば嬉しい。
ゲスバンドの男汁したたる演奏も良い意味で頭の悪いギターの音量、マッチョイズムとシンフォニックなギターサウンドの復権と見どころ満載だったけれども、やはり同じ青春を過ごしたという意味でもザ・フロイトのライブは最高にブチ上がった。思い入れはあるが思い出補正はあの興奮にはなかった、と断言出来る。ライブの頻度こそ減ったものの演奏はむしろソリッドさが増し、穿った意味のない方向で使われる「円熟」という言葉さえもみられるフレーズ(ベースの山腰君は本当にベースのフレーズを動かすのが巧い。あと個人的にコモリ君は名古屋屈指のリードギターリストだと思っている)。
ヤナちゃん(本人から以前web上ではそう呼ぶように言われた記憶が薄らとある)のテンションは文豪のヒステリックさと楽器を振り回すバンドマンの狂気(こう書くと安っぽくて嗚呼、嫌だ)の間を行ったり来たりしてドキドキするし山腰君は「シールド断線しない?シールド断線しない!?」と心配になるくらい踊る踊る踊る。踊っても演奏はブレない。ドラムの栃木君はキースムーンの如く小説ギリギリまでフィルをぶち込んでくるしドラムで歌うようだ、あんなに煽情的なドラムはそうないよ。そしてその中、ただ一人動じず興奮も見せず不動の男、コモリである。高身長のいかつい男が動かずにギターを黙々と弾く、時折些細なミスを犯したメンバーに鋭い視線を送る事も忘れない。この男あってのザ・フロイトである。
ここまで書いちゃうとわかると思うんだけど、俺もう完全にただのファンだったね。興奮した、嗚呼興奮した!
いつまでもバンドをやっている時、演奏中は頭空っぽでいたい、夢詰め込めるから、とか考えて「嗚呼、32歳って年齢も悪くないナア、全然悪くないナア、むしろ、良い」と思った。
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