前回まで
■3Q MODEL メルジーネを作る 第1回 開封→洗浄→組んでいく
■3Q MODEL メルジーネを作る 第2回 パーツを切る→パテを盛る
■3Q MODEL メルジーネを作る 第3回 パテ形成→パテを盛る→組み上げる
■3Q MODEL メルジーネを作る 第4回 サフ塗装→修正(すべき)箇所発覚
■3Q MODEL メルジーネを作る 第5回 修正→鋳造表現(失敗)→塗装
Ma.Kことマシーネンクリーガーを作る際に一番面白い、愉しいのは塗装だと多くの愛好家が口を揃えて言う。
しかし僕は塗装に大変な苦手意識がある。勿論Ma.Kは「失敗を失敗としない」ような度量の広さがシリーズ全体にあるのだが、それでも自分の心の弱さと向き合う作業だ、塗装というのは。
思うように塗装がうまくいかないと日中も心がざわざわするのである。というか毎回そういう思いをしている。
例外的にAMMOKNIGHTSはキットに同梱のカラーパターンを参考に塗装したので「まあこういうものだろう」と思いながら慎重かつ思うように愉しんで塗装が出来た(仕上がりも納得のいくものだった)のだけれども、自分の気分次第で即興的に塗装を始めると途端に積み重ねてきた経験値の少なさだったりそもそもの見識の狭さが筆先に顕在化して、非常に心細くなる。
塗装はキット製作に於いて一番心が乱れる行為である。これからもきっとそうだろう。
しかし、苦痛な行為でもないのがまた興味深い。
自宅最寄りのエディ〇ンの玩具コーナーは割と塗料が充実している。
前々から目をつけていたので家族でお菓子の城→イオンモールに出掛けた後に立ち寄った隙をついて『よもぎ色』を購入。
迷いに迷っているメルジーネの塗装に、気分転換的によもぎ色を使うとどうなるか試してみようと思ったのだった。
いざ筆塗りしてみると、塗料皿の上で作った明るめの緑色と割と似通った、しかし微妙に異なる色になり良い感じ。
グラデーションになるように出来るだけ無意識を意識しながら筆塗りをすると、どんどん「ましになったな」という感じになってきた。
明る過ぎるかなと思いつつ最終的には結構汚していこうと思っているので(いや、これくらいで良いんだ)と迷いつつも方向性を維持。
全体的にのっぺりしていやがるなとも思うけれども、いやいやこれから部分部分を塗装していくしデカールも貼るんだし、と色々要素がのっかってくる事を見越してここまでとした。
ここまで、ここを超えず。