前回まで
■マシーネン始めました ~ファイアボールSG編 第1回 購入→洗浄→組んでみる~
■マシーネン始めました ~ファイアボールSG編 第2回 組み上がり→下地塗装~
■マシーネン始めました~ファイアボールSG編 第3回 ちょっとした部品取り付け~
■ちょろっと作業した。アンテナパーツの一部を真鍮線に置き換えて取り付けた。
■マシーネン始めました~ファイアボールSG編 第4回 筆塗りで塗装~
筆塗り塗装をようやく終えた。
というか筆塗り塗装が楽しく「こりゃあ無限にやれるわ」とキリがなくなったので、全体がまとまった頃合いで半ば無理やり一区切りつけた感じだ。
しかし全体的に何だか「色を塗りました!」という感じが丸わかりで何だか玩具っぽいよなあとあれこれ人様の製作模型と見比べたり製作日記を読んでみたりしていると「あ、ひょっとしてこれ、つやが原因なんじゃ」と気付いた。
つや消しの水性塗料を使うorつや消しクリアを塗料に混ぜて使えば良かったのだろうけれども、そこまで頭が回らずにペッタペタ筆塗りしちゃったもんだから妙にツヤツヤしている。
世の中にはつや消しクリアのスプレーがあるそうで、そんな便利なものがあるなら是非欲しいと買い物に出たついでに妻に無理言ってここ最近足繫く通っているBO〇K OFFに行ってみたのだが、生憎在庫切れの様子。
実家の父に連絡したところ「うちに来たらエアスプレーで吹けるよ」との事だったので折角なので父の指導を貰いつつやってみようという事になった。
ではつや消し塗装をする前にデカールを貼っておこう。人生で初めての水転写デカールに挑戦。
水転写デカール、そういうものがあるとは知っていたけれども触った事もなければ貼り付け方も見当も付かなかったので調べてみる。ここでもやはりインターネットの恩恵に甘えるのであった。
どうやら水に浸して引き上げて「スイッ」とデカールを動かしてパーツに載せて貼り付けるそうだ。いや全然想像がつかんぞ。
見様見真似で準備をし、キットに入っていたデカールから幾つか選んでハサミで台紙ごと切り取る。
ピンセットがなかったのでその代わりに毛抜きを使ってデカールを水に浸して数十秒間待機。そろそろ良いのかしらんとデカールを取り出すも、スイッと動く気配もなければグイッと少し力を入れても動きやしない。
無理くり力を入れた結果、デカールが破れた。失敗、である。
なあに、同じようなデカールは予備なのか「好きに使ってね」という事なのか複数枚あるのでどんどん挑戦しよう!と今度は数秒長く水に浸して、今度は綿棒でデカールが動くか挑戦。いや全然動きやしない。
無惨に散ったデカールの残骸達。
何故だ、うごごごごごごご。
このまま手を動かし続けてもどんどんデカールを無駄にする気がするので再度インターネットで調べてみる。
どうやらキットが古いとデカールの糊が馬鹿になっていて貼りづらい事があるようだ。そんな時はお湯に浸けると良いとの事。
そこまで古いキットでもなかろうに、と思ったけれども溺れる者は藁をも掴む。
ケトルでお湯を沸かして食器に入れ、ピンセットでデカールを浸す。
(そろそろかな)と思ってから念の為もう数秒待つようにして、デカールを取り出し貼りたい場所辺りにピンセットのまま持っていき、指の腹でクイッと動かす。…おお、動いた!
初めて水転写デカールを貼る事が出来た時の事は忘れ難い経験となろう。
思っていた数倍は簡単に「クイッ」とデカールが動いた。
思わず「おお!」と声が出た。
1枚貼る事が出来たので気を良くして2枚目、3枚目と挑戦していく。
説明書を参考にしながら、それでも雰囲気で場所を決めて貼っていく事にした。
いざ貼ってみると水転写デカールの方がシールよりも仕上がりが綺麗なのだった。
デカールと格闘していると脇腹や膝の裏側等に筆塗り塗装をし忘れている箇所がある事を発見。
多少の塗りムラなら兎も角、下地塗装のままである。これはいけない。塗らねば。
塗装面が乾き切る前に塗料を重ねたがために混ざり合って出来上がった色味をいざ塗料皿の上で再現しようと試みるも、どうにも同じ色にならない。ようやく似た色合いになったかなと筆を振うも、いざ筆塗りすると思っていたよりも何倍も白が強く出てしまった。
しかし冷静に見ると新しく重ね塗りした色はなかなか良い感じなっている。
この色で全体的に重ね塗りしてしまおう。
筆を動かす楽しさがまた甦ってきたので、今度は塗料皿の上で塗料とうすめ液を混ぜ合わせて再度、重ね塗り。
最初に塗ったグリーン系統はほとんど見えなくなっている。まあ、それはそれで良し、だ。行き当たりばったりだけれども、自分の想定外に向かって物事が進んでいく面白さを感じている。
デカールの部分は避けながら塗ったけれども、全体的に良い風合いになったのではなかろうか。
デカール貼り付けと(予定していなかった)重ね塗り完了。
つや消しクリアを全体的に吹いて、いざ完成となるところまで遂に到達!