大丸ラーメン。

アー写撮影が結構早く終わったので、その場にいたバンドメンバーら(あ、http://www.geocities.jp/fukanzen_murder/ はじめました)とキャメラマンと大丸ラーメンに向かった。

今池の夜に君臨する名古屋裏名物(余談だが、或るツアーバンドはどうやら名古屋に来る度に行っている模様)、大丸ラーメン。マウンテンと並ぶが殺傷能力はマウンテンの比ではない。

営業時間は深夜2時から明け方5時まで。
メニューは「中華そば」のみだが、ラーメンの麺のかわりにうどんやそばを入れることもできる。大将に頼めばそれらをミックスしてくれるらしい。

さ  ら  に

大丸におけるラーメンは基本的に一杯が1.5玉である。
他の客が「少なめで」と言おうものならういた分は同席していた他の客にまわってくるのである。

店内はカウンター6席と狭く、壁沿いに冷蔵庫が。大将、「すいませんがね、冷蔵庫から○○取ってくれませんか、はい」とお客さんに材料を取ってもらう程手が回らない。
超・濃縮空間。
それがラーメン大丸。

以前後輩と晩飯抜きで挑んだのだが、惨敗。
今度はそうもいくまい。

メンバー全員で腹をくくり店に到着。
お、空いてる!いつもは行列なのだが。そう、この店、営業時間にも関わらず何と客足が絶えない。中毒性があるのだ。

席に着く。
「何にしますかね?」
「ラーメン、麺少な目の練り物抜きで」
「じゃあ冷蔵庫の上からラーメン2,3袋取ってもらえますか、はい」
渡す俺。
「とりあえず6玉茹でますから、はい」

6÷4=1.5

か、変わってない!?まあ、いい。

大将、どうやら体調があまり芳しくない様子。
「耳鳴りがひどいんです。もう68ですのでね、先が短いんです。歳を取ると老人病というのがありまして、耳鳴りと頭痛がするんです、はい」
68歳で毎晩元気にやってらっしゃるのに感服した。しかし大丸がなくなってしまうのはあまりにも寂しい。是非体に気をつけて続けて欲しいものだ。
「頑張ります、はい。ところでおたくら、学生ですか?」
いかにも学生である。
「どこの学生さん?」
答える我々。
「○○大学っていうと柔道部顧問の○○先生が・・・」
来た!大丸名物大将のトーク!
「取ってくれますか」に続き「大学トーク」。噂通りの(前回はほとんど大将と絡まなかった)流れに感激すら憶えた。こりゃあテンションあがるわ。
で、深夜に「ラットのアルコール嗜好に与えるアルコール・デプリベーションの影響」について話す俺。
「へぇ~なるほど」と大将。

俺は、どこまでも自分の研究内容を主張した!

そしてついに登場するラーメン!もやしが日本昔話に出てくるご飯くらい大盛りになっている。明らかにどんなラーメン屋の大盛りよりも量が多い。
戦闘開始だ。
ラーメン相手に「やっつける」という気持ちで立ち向かうのは初めてである。前回はゆっくり味わって食べた故に腹の中で膨れ上がるラーメンにやられた。今回は速攻をかける。

結果。完  食  !!
達成感に包み込まれて金を支払う。
「あのですね、冷蔵庫の上に飴がありますでしょう。」
「え!?あ、はい、これですね」
「差し上げますから、はい」
そこにはそのままスーパーに並んでいそうなビニール袋に入った2,30個のいちごミルク飴。
「破って持ってきゃいいですか?」
「袋ごと持ってってください、はい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!!??

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